宮廷の泪・山河の恋、皇后の記など。
小説家の歩悠然(ほ・ゆうぜん)が時代劇中は絶世の美女トンガ(ブシヤマラ)として登場。史実?では7人の夫に嫁いだとか。それほどに女性が政権の裏で翻弄されたんですね。当時の情勢がかなり複雑で緊迫していたのでしょう。
それに対してこのドラマは「葉赫那拉の呪い」の逸話が絡められたドラマです。もっともストーリーの基本は、女性が気持ちよくなるためのもの。男性陣にモテモテで、とにかく一途に想われる設定。ここまでだと気持ち悪くなり、おなか一杯感がありますが。しかも途中で年齢的なつじつまの合わなさが出てきますが、いったん死んで別の人物として生まれ変わるという設定。不自然さはさておき、それでも楽しめます。ダイシャンの優柔不断さにはイライラしたり、チュエンの子供のように率直な一途さにほろりとしたり。絶世の美女という割に「まあ普通」な点は置いといて。
ダイシャンは演じ分けがない感じ。
アバハイはこの人こそ美人ですが演技は今一つ平坦。
ヌルハチは眉間のしわは整形なのかわかりませんが(中国時代劇俳優にこの眉間のしわけっこうみかける)、いい味出してました。
ホンタイジ役は賢后 衛子夫を演じた方。序盤の若い時から晩年の落ち着いた貫禄ある風貌までさりげなく変化を見せてくれました。
。
ヌルハチに激しく抵抗した末にとうとう併合されてしまったイェへ部の最後の首長、金臺吉(ギンタイジ)は、臨終に際して、ヌルハチに対して「清朝の一族にたとえ女一人でも葉赫那拉の人間が加われば、そのものがおまえ(ヌルハチ)の一族を滅ぼすであろう」と呪いの言葉を遺して死んだ。清朝はこの呪いを言い伝えて、決して葉赫那拉氏の女を后妃にしないという掟が守られ続けた。ところが清末の咸豊帝が掟を破って葉赫那拉氏の女を妃にした。はたして葉赫那拉氏は咸豊帝の死後に西太后となって権力をほしいままにし、ついに清を滅ぼしてしまったのである。
出典 Wikipedia