2018年09月01日

輝くか、狂うか 全話感想

全話見終りました。
いやあ、後半が辛かったです。

何で辛いかというとつまらなくなったから。

なら、見なければいいのでしょうが「これはつまらない」と感じたのが後半も残り5話くらいなんです。
それ以前はワンパターンなストーリーではあるものの、それなりに見られるレベルでした。
ところが残り5話くらいのところで陳腐さが倍増しました。

じゃあ、このドラマの見どころは?と聞かれたらこう答えるでしょう。

・光宗を素材にしたドラマが少ないから興味があった。
・渤海の姫という設定に興味があった
・イ・ドッグァが演じる悪役に興味があった
・ヨウォンの絶妙な雰囲気に期待が高まった
・シンユルの元侍女(ペンミョだっけ?)とシンユルの義兄(商団長)がいい味出していた

・・というところです。

最後まで分からなかったので気になる点

シンユルの義兄はなぜ義兄なの?
商団長が実兄であれば話がシンプルだったと思うんですが。
ワン・ソとヨウォンの仲が良くなかった背景はそもそもワン・ヨではなくヨウォンにあったと解釈できますね。セウォンに想いがあったからワン・ヨに心を開かなかったともとれます。

この時代の皇族とか貴族は幼い時に婚姻したりするから床入りつまり本当の婚姻は婚礼の儀式から数年後というのは珍しくなかったのかも。けれども形だけの床入りをしたあと髪を結いあげているしワン・ソへの態度も変わっています。それを見越したようにセウォンは自ら刺されに行ったような感じでしたね。

第一話と最終話に出てきた3人の子供はワン・ソの子供でヨウォンとの間の子供のようですね。シンユルが出て行った後、それなりに夫婦の仲は良かったようなさり気ない描き方です。

まあ、普通に考えて渤海の公主を高麗の皇帝がめとるというのは、政治的な意図があってのことになるのが普通。けれども渤海が存続しているうちならともかく、亡国になってからというのは意味がない。
とはいえ、シンユルがキョンだけを連れて国を出ていく理由が今一つ不明。

何となく思ったのは朱蒙のラストを劣化させたような終わり方だなあと。ドラマ朱蒙も序盤でソソノが男装していたし。最近の韓国ドラマは女性主役が男装したり馬にはねられそうなところを助けるパターンがあまりに多すぎ。

ワン・シンニョムは建国の更新でありながら難しい立場であるわけです。
ドラマ光宗大王では兄のワン・ヨがなくなってワン・ソが即位していましたが、このドラマでは譲位したことになっていました。
もっと長いドラマであるならこの辺をもっと丁寧に描くことができたでしょう。

posted by あらすじべや at 21:00| 輝くか、狂うか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月12日

輝くか、狂うか 1,2,3,4話 感想

ネタバレありますのでご注意ください。
このドラマは男性主役が高麗3代皇帝のワン・ソ、女性主役が渤海最後の姫、シンユルのストーリーですね。
高麗3代皇帝を描いたドラマ、ありますよ。
ひとつは、正当派韓国歴史ドラマで、「光宗大王(クァンジュン・テワン)~帝国の朝~」があります。
ドラマ「光宗大王(クァンジュン・テワン)~帝国の朝~」はドラマ「太祖王建」の続編的なドラマです。
昔の韓国歴史ドラマはものすごい長編が多く、内容も正統派です。よく言えばドラマで歴史を学べる・・的な感じ。
一方で、あまりに長すぎるので実質は1つのドラマの中に3人くらいの中心人物が前半、中盤、後半を担うかんじですね。
太祖王建では、前半はほとんどワンゴンではなく、クンイェの話です。
ドラマ「光宗大王(クァンジュン・テワン)~帝国の朝~」では、光宗ことワン・ソが建国間もない国を安定に導いていく様子が緻密に描かれています。ただし、あまりに長すぎて途中で挫折してしまったんですけどね。
この他ワン・ソは「千秋太后(チョンチュテフ)」にもチラリと描かれています。ドラマ「光宗大王」ではしっかりと厳しく国をリードしていく様子が描かれていますが「千秋太后(チョンチュテフ)」ではワン・ソの息子である景宗が幼い時に乱心して母を殺害している様子が描かれていたと思います。その母が今回のドラマのファンボ・ヨウォンなのかも?
話は変わりますが、この時代の皇室って、みな父親がワンゴンで、腹違いのきょうだいなんですよね~。
それは日本でも聖徳太子の時代はそんな感じですが。
だから正確には兄とか弟とか姉とか妹とか妻と夫と言っているけれど血がかなり近くてきょうだいだから、ややっこしいんですよね。
ただ創作にしても、渤海の姫という設定は初めてだな。
呪われた運命で幼い時に宮殿を出て暮らす・・というのはもうパターンですね。
善徳女王とか、風の国とかですね。
出会った時や再会でヒロインが女装しているパターンも・・。
というわけで正直挫折しようかと思いました。
けれども一応4話あたりで動きが出てきました。
ストーリーの流れは予測が付きますが、もう少し見てみます。
posted by あらすじべや at 16:58| 輝くか、狂うか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
プロフィール
名前:ran
性別:女性
一言:主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。