2017年10月15日

イニョプの道1~15話感想

このドラマは毎回、しっかり観ています。ただ、最近各話ずつ書く余裕がなく、まとめての感想です。

ムミョンの正体


ムミョンは登場当初から「こいつは何者?」な雰囲気を持っていたのですが、なんと太宗(イ・バンォン)のご落胤だったということ。

イ・バンウォンは、ムミョンの母子を狙った犯人が王妃とにらんで調査中なんですよね。で、なぜかというと、母子への愛情というよりも、元々は王妃の実家の勢力、外戚の権力が増大するのを防ぎたいから。と言っても、何か理由がないと潰すことがさすがにできないので、何かないかと常々探っていたのでしょう。そこに、側室となるべき女と息子殺人未遂の罪に問えるとなれば、王妃の一族を潰せるという魂胆なのです。(多分)

その一連の流れは、ドラマ「大王世宗」とか「龍の涙」あたりでも描かれています。と言っても、このドラマではイ・バンウォンの感情は主にムミョンを受け入れたいという父子の愛情と、高麗復興勢力に育てられ、王座を狙っているのではないかという恐怖の葛藤が描かれています。

このムミョンのモデルは多分、ドラマ「大王世宗」や「龍の涙」でいうと、イ・バンウォンが王になる以前から屋敷にいた元下女の側室、孝嬪(ヒョビン)から生まれた王子、敬寧(キョンニョン)君ですね。

このドラマでは、この人の母親は、確か王妃より長生きしているし、本人も確か世宗より長く生きています。孝嬪と敬寧君暗殺は未遂に終わったことになっていますが、孝嬪が敬寧君を王座に就けるために王妃失脚になると睨んでこの事件を公にするのです。ところがイ・バンウォンは、王妃ではなく、王妃の兄に罪を問い、処刑されてしまうというストーリーです。

イニョプの愛


あんなに相思相愛だったイニョプとウンギですが、下女になったあたりからムミョンに何度も助けられ、当然のようにどんどん惹かれていくイニョプです。でもウンギへの愛も完全に吹っ切れたわけでもなく、何度も戸惑いを覚えているようです。

そして、身分が違うので、わきまえなくてはいけないと、距離を置こうとするイニョプの様子が、ウンギからすれば「結局、ムミョンが好きになったからじゃないのかぁ?」という「かわいさ余って憎さ百倍」な方向に向いていくような嫌な雰囲気になっています。

あんなに正々堂々として好青年だったウンギが、父の正体を知ったり、イニョプのことで人間不信気味になっているの条件があいまって、なんだか嫌なヤツの方向に向いてきています。でも、いまだ妻とは本当の夫婦になっていません。

で、イニョプは結局、ムミョンの愛を受け入れました。獄中でムミョンとキスしていますが、これって、ムミョンが「王が父親だった・・」と混乱しながらイニョプに伝えて「ど~しよ~」とうろたえているのを見てからのキスなんですよね・・。これって、ウンギからすれば「最初からムミョンが王子と知って乗り換えたんじゃないのかぁ?」というように思われても仕方ないかも。

ドラマではそういう理由と関係なしに、時間をおいてムミョンの愛を受け入れたという流れにはなっているんですけど、客観的に見ればそんな風にも見える。

イニョプの父の濡れ衣は解明するか


イニョプの父は、ウンギの父が高麗復興勢力の長とも知らずに、おとり捜査をすることを話したために陥れられ、処刑されています。しかしイニョプの父は「ウンギの父が真相を知っている」という意味の血文字を残していました。

同時にムミョンは王から「お前を育てた高麗復興勢力の長の首を持ってくる事が息子と認める条件」とされます。

それによって、ムミョンが育ての親への未練はない事を証明することにもなり、断ち切ることにもなるということと、王子としての器を見ることもできるという一石三鳥の命令を下します。

しかし、それはムミョンにはかなり苦しい選択なんですよね。この時点で、まだ長の名前を明かしていませんから。

しかし、ウンギが王のムミョンに対する不安を利用して、王暗殺未遂をムミョンが企てたように見せかけたところで15話が終わっています。ムミョンは王に斬り捨てられるところでしたが、イニョプが止めます。それをウンギが見てますますイラついているという・・。

このままいけば、イニョプは元恋人&結婚式を挙げたまでした人を謀反人の息子とせざるを得なくなっていきます。

ということは、ウンギがいい人のままであるほどイニョプはやりずらくなるわけですが、いい具合に(?)卑怯なヤツになってきているので、ある意味やりやすくなってきているのではないかと若干、ご都合主義な雰囲気も少し見え隠れします。

できればウンギは、イヤな奴に変化しないストーリーにしてほしかったですね。ただ、そうなると展開が難しくなるんでしょう。

下女が描かれているか


このドラマは下女に視点をあてた珍しい物という設定でもあるのですが、実際よりかなり盛っていますね。

最近の韓国ドラマ全般に言えることですが、おそらく史実よりかなり盛っています。

服装も髪も顔もきれいだし、食べ物も結構豪華だし、現代の家政婦さんくらいの雰囲気です。たまに叩かれたり、ころされたりしているけど。

ちょっと昔の韓国ドラマを観ると全然違いますよね。ドラマ「女人天下」あたりを見ていると、主役のナンジョンの母は両班の側室ですが、あくまで元謀反人の娘で下女なので(ナンジョンの育ての母は元、閣僚クラスの両班の娘で超お嬢様なのです。)ただの白くてぼろい上は着物の短い物に、下はズボンみたいなかなり貧相な格好をしています。あれでもかなり盛っていると思うので、実際はもっとひどかったと推測しています。

ところがこのドラマでは下女と言ってもまるで宮廷女官みたいです。「下女になって大変」と口では言っていても、先に書いたような事が多いので、あまり実感が描かれてないなという感じです。まあ、そこまで描かなくてもいいのかもしれないけど。

それから、下女とか下男とか言っても、各家によって、待遇は天と地ほどの扱いの差はあったでしょうね。運よく、待遇が良くて、心優しい主人の下男、下女と、そうでないところでは違っていたでしょう。

今後の予想


最終的にイニョプは復権するんだと思いますが、それにあたっては小公女セーラを若干彷彿とさせますね。イニョプ&サウォルのコンビがセーラ&ベッキーみたいに。ただ、サウォルはベッキーみたいな悲壮感はありませんが。

 

 
posted by あらすじべや at 12:27| イニョプの道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月28日

イニョプの道 16~20話(最終回)感想

最終回の感想


序盤の勢いがよく、中盤までのテンポはよかったです。けれども最後はおそらく視聴者に気を使った形のラストでした。

イニョプは身分を回復して、ムミョンと結ばれるかと思ったら両想いなのに、ウンギの死を前にして「めでたしめでたし」となったら(サウォルの死も)ヒンシュク浴びますよね。

ウンギは途中、微妙な展開に嫉妬や闘争心を抱きつつも、イニョプを一番に思っていたという事は変わらなかったという事が表現されていました。

にしても刀が貫通したら、普通歩けないし、話せないでしょ・・と思う物のさすがに少し間を置いて亡くなるという展開です。

さすがにイニョプはムミョンに思いの比重が大きくなっていても、「即、結婚」というわけにはいかないよね。

一年経過して、姿を現したところでムミョンと再会という形でのラスト。

一年間を置いたから、そろそろいいよね?な感じ。

にしても、今回の事で一番ラッキーだったのは、下女仲間の(名前忘れた)女性かも。下女の身分は変わりないですが、イニョプの家の下女になれたし、お腹の子の父親も流刑地から戻り絵を描いて金を得る道も得たみたいだし。

興味深かったのは、イニョプが働いていた家の女主人の生きていく根性みたいなところ。以前、イニョプと下女仲間二人があやうく「子供を産むため」に売られていきかけたあの、癖のある気性の激しい両班の家の下女に。

ところが元奥様、「内助の功」みたいに、さりげなく気性の荒い主人の苦労をすぐに察し、うまくなだめて作戦を助言し、下女頭の地位も早々に得る模様。

さすが、と思わずにはいられません。

ウンギはイニョプを守るために、結婚したのですが、本当の夫婦にならなかったし、イニョプへの思いは変わりがない。けれどもイニョプはムミョンに気持ちが移っていく。

ウンギはいっとき、微妙になったけれどイニョプへの思いは一途だったという終わり方でした。

これはあくまで女性の視点に合わせた理想のストーリーになっていますね。

 

 
posted by あらすじべや at 09:08| イニョプの道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月21日

イニョプの道 第3話 あらすじ・感想

登場人物


イニョプ・・建国一等功臣クク・ユ府員君の娘

太宗 ・・朝鮮第三代王(イ・バンオン)

太祖・・・朝鮮初代王(イ・ソンゲ)

ムミョン・・ホ・ウンチャムの下男

ウンギ・・キム・チグォンの息子、元イニョプの許嫁

ホ・ウンチャム・・イニョプの友人の父、兵曹判書

ユン氏・・ホ・ウンチャムの妻、ユノクの母

ユンソ・・ホ・ウンチャムの息子

キム・チグォン・・ウンギの父、戸曹判書

ハン氏・・ウンギの母

サウォル・・クク家の下女

カヒア・・キーセン、ムミョンと古い知り合い

タンジ・・下女

あらすじ


 

イニョプの父は、謀反人として極刑に。

初め、イニョプはサウォルと共に地方のキーセンになるところでした。ところが船が出る直前にイニョプだけ船から降ろされます。イニョプは友人のユノクの家の奴婢となったのです。

これはユノクが父に頼んだことでした。(ただし、良い意味ではなくて、多分いじめるために)

イニョプと共に、元クク家の下男もつれられます。

イニョプは婚礼衣装のまま。

さっそく新参いじめが開始。しかもイニョプは少し前にタンジに靴のことでの経緯があるのでなおさら。

数人の奴婢に足で踏まれたイニョプは、倒れて寝ていると、その隙にクク家の元下男がそっと様子を見に来ます。

ところが目を覚まさないので思わず口移しで水を与えようとしますが、目を覚ましたので慌ててよけます。

そしてイニョプの手を握ろうとしたことに「気でも狂ったか」と激怒するイニョプに「御嬢さんはもう、おれと立場が同じなんだ。誰か男が助けてやらないと大変だぞ」と言います。イニョプは気色が悪くなり外に駆け出していきます。

今度はイニョプがいなくなったのも知らず、やはり様子を見に来たユノクの兄が(妻がいる&タンジと良い仲)誰もいないと立ち止まっているとタンジが「きゃっ」と小さな悲鳴をあげます。

「いや、だれもいないぞ」と答えるユノクの兄。

イニョプがいなくなったと知ったミニョンは探しにいきます。

イニョプは自宅によろよろとはだしで向かうと、ウンギを見かけました。しかし身を隠します。ウンギはユノクが地方に行ったと思っていて探しに行くと言います。

イニョプはそのまま川へ向かうとミニョンがロープで縛って連れ帰ろうとします。更に川に身を投げますが、ミニョンも続けて川に飛び込みます。

感想

周囲ではクク家の雲行きが怪しい事を察していたわけですが、イニョプら当人たちが気付いていなかったんですよね。

ムミョンは、訳アリで元はちゃんとしたところの血筋の息子っぽいけど、この時代、身分が高い人も奴婢も紙一重でちょっとしたことで180度変わるからねえ。

そもそもイ・ソンゲもイ・バンオンも、元々謀反人だし。

余談ですが個人的にイ・バンオンって、本当にイ・ソンゲの息子なのかな?とずっと思っています。

本当はイ・ソンゲみたいに強引に奪ったんだけど、それでは民心とやらの反発を受けるので、息子だってことにしたのではないかと。

それはさておき、このドラマは奴婢の生活に視点をあてたドラマらしいです。ただ、服装とか見てもかなり良いように盛っているっぽいけどね。

この時代、要領のいい人は、異変を察すると、処刑されたり財産没収されたりキーセンや奴婢にされる前に、さっさと日本あたりにでも逃げたという人がかなりいるんじゃないでしょうか。その辺、金の力で何とかなりそうな気がするのですよ。実際にそういう土地ってあちこちありますよね。

 
posted by あらすじべや at 08:04| イニョプの道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

イニョプの道 第2話 あらすじ・感想

登場人物


イニョプ・・建国一等功臣クク・ユ府員君の娘

太宗 ・・朝鮮第三代王(イ・バンオン)

太祖・・・朝鮮初代王(イ・ソンゲ)

ムミョン・・ホ・ウンチャムの下男

ウンギ・・キム・チグォンの息子、元イニョプの許嫁

ホ・ウンチャム・・イニョプの友人の父、兵曹判書

ユン氏・・ホ・ウンチャムの妻、ユノクの母

ユンソ・・ホ・ウンチャムの息子

キム・チグォン・・ウンギの父、戸曹判書

ハン氏・・ウンギの母

サウォル・・クク家の下女

カヒア・・キーセン、ムミョンと古い知り合い

タンジ・・下女

あらすじ


 

ユノクの母に「お前の父はすでに死んでいるだろう。わざと知らないふりをしているのか?」と冷たく言われ、気が動転。そのとき、たまたまユノクの家の奴婢、タンジがイニョプの靴を履いたため「汚い」と怒りを見せ、絹を敷いてその上を歩いて輿に乗ります。

あとでイニョプの姉妹同然の奴婢から「やりすぎですよ。お嬢様。」とたしなめられます。そのあと、ユノクの家から、絹を大量に持参したムミョンが訪れます。

「踏んだ絹は使えないが、捨てるわけにもいかないので渡してくれと言いつけられてきた。」と。そして「新しい絹を返すくらいの配慮をしたほうがいい。」と言って帰っていきます。

イニョプはそれから決して懐具合が潤っているわけでもないのに、無理をしてでも用意すると言い、ユノクの家の奴婢たちに新しい靴を買い求め届けさせます。イニョプの伝言は「人の靴を履きたくなるほど、この家の奴婢は物に困っているようだ」というもの。

そして父の事が心配でならないイニョプはハムンに出かけると門を出ようとしていました。ところが門の外に花と手紙が置いてあったのです。

手紙の主は、婚約者のウンギでした。

ハムンでは、今まさにイニョプの父が斬られようとしていました。しかし、かけつけたウンギはその刀を手で押さえて止めます。これによって何とか、太祖の関心を得て無事に帰郷しました。

ウンギのうわさは広がります。しかしウンギの父は、これで太宗の疑惑を招くのではと焦っています。

一方でイニョプの父は、ウンギの行動で父のキム・チグォンを信用するのでした。イニョプの父、クク・ユは、「調停に高麗復興勢力の密偵が入り込んでいるらしい。さぐるために高麗復興勢力に加担すると見せかけて深く入り込もうと思う。しかし、何かの折私が王様に疑われてしまうだろう。その時、私の証人になって欲しい。信頼できるのはそなただけだ。」と、キム・チグォンに持ち掛けます。

しかし、キム・チグォンは、このクク・ユが思っているようには考えていなかったのです。

ウンギはイニョプとの結婚をすると言い、仕方なく許可をします。いよいよ婚礼のとき、花嫁衣装を着たイニョプの前にユノクが現れ「私は欲しい物は必ず手に入れる。」と冷ややかに祝いの言葉を述べていきます。

そして和やかに婚礼が行われていると突然、兵が乱入し、捕えられて行きます。その最中、ミニョンはユノクを抱きかかえ救出して屋敷に帰ります。

感想

クク・ユは周囲の状況を見極められなかったんですね。まあイ・バンオンという人は「虫一匹殺すために屋敷に火を放つような人」と別のドラマで誰かが言ってるから、一歩間違えれば誰もが謀反人となる時代。

おそろしい。

後にして思えば、皮肉にもウンギがクク・ユをかばったことがすべての始まり。ここでクク・ユがハムンで殺害されていたとしたら、少なくとも一等功臣という身分はそのままだったろうに。

 
posted by あらすじべや at 07:04| イニョプの道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月04日

イニョプの道 第1話 あらすじ・感想

登場人物


イニョプ・・建国一等功臣クク・ユ府員君の娘

太宗 ・・朝鮮第三代王(イ・バンオン)

太祖・・・朝鮮初代王(イ・ソンゲ)

ムミョン・・ホ・ウンチャムの下男

ウンギ・・キム・チグォンの息子、元イニョプの許嫁

ホ・ウンチャム・・イニョプの友人の父、兵曹判書

ユン氏・・ホ・ウンチャムの妻、ユノクの母

ユンソ・・ホ・ウンチャムの息子

キム・チグォン・・ウンギの父、戸曹判書

ハン氏・・ウンギの母

サウォル・・クク家の下女

カヒア・・キーセン、ムミョンと古い知り合い

タンジ・・下女

あらすじ


イニョプは許嫁のウンギから花束を贈られて上機嫌でした。そのあと、輿に乗ってホ・ウンチャムの屋敷に向かっていました。

道中、暴れ牛に遭遇し、危うくはねられそうなところを、見知らぬ下男に助けられ事なきを得ます。しかし、助けた弾みで、イニョプはみすぼらしい格好の明らかにどこかの奴婢とわかるみなりの男に上に覆いかぶさるように、なり、軽く唇がふれてしまったため、礼を言うどころか、男の頬を二度三度たたきます。

男が頬を抑えながら呆れていると、イニョプは駄賃を渡すように下女のサウォルに命じます。男が断ると、サウォルは輿の扉が壊れてしまったので、もう一度輿を呼びに行くまで待つか、それとも歩いて行くかと相談します。

イニョプは壊れた扉を外し、輿で出かけると言います。更に男はイニョプが行こうとしている屋敷の下男だとわかります。

ところが屋敷に付くと扉がしまっています。男は宴会中だから通すわけにはいかないといいます。

イニョプは大事なようがあるから待てないと言って、強引に扉を開けさせます。ところが扉の向こうは宴会の真っ最中であり、イニョプの登場で、キーセンのカヒアの舞もやみ、音楽もストップして白けた気まずい雰囲気になりました。

一瞬、たじろぎますが、イニョプは意を決して本題に入ります。宴の主催者であるホ・ウンチャムに、誕生日の贈り物を私ながら、父の消息が気になっている事を伝えます。

ホ・ウンチャクは,朝廷に掛け合って、調査させることを約束します。

しかし、ユノクのいい名づけの親であるキム・チグォンは、この時同席もしており、雲行きが怪しい家の娘の昔の婚約話など、子供同士の約束に過ぎず、この話を破談にしたいと考えていました。

イニョプはユノクを訪ね、絹織物をプレゼントします。そしてユノクは、これから婚約者と会う事になっているといって、「とても素敵な人で科挙に首席で合格した人」だと浮かれていました。ところが一緒に約束の場所に行くと、そこにいたのはイニョプの許婚のウンギでした。

ウンギは、ユノクに「何か手違いがあったようです。ちょっと外してほしい。」と言ってイニョプと二人になりました。ウンギは、「仲介者の手違いがあったようだ。」と言いながら二人はお互いに抱き合い変わらぬ愛を互いに確信しました。

そのあとユノクは「別に大したことではないわ。手違いだったんでしょう。」と言っているとユノクの母が現れました。そして「お前の父親は、きっとすでに処刑されて死んでいるはず。わざと知らないふりをしているのか?」ときつく言い放ちます。

イニョプは父の消息が気がかりだったところに、突然、ユノクの母から「お前の父は処刑されて死んでいるはず」と言われ、怒りと不安に駆られます。そして帰ろうとすると、下女がイニョプの靴を勝手に履いているのに気付きました。

イニョプは「卑しい物が履いた靴など履けない。」と怒りをあらわにします。ユノクが出てきて「そんなに大げさな事かしら?私の靴を貸すわよ。」というとイニョプは「人の靴は履かない」と言います。そして「ここに輿を付けさせよ。」とサウォルに言いますが、下男のムミョンは「ここに輿は入れられない。」と言って背中を向けておぶって行こうとします。

それでも「汚らしい背中にのりたくはない。」と言いうとムミョンは「それでは輿まで絹でも敷いて歩きますか?」というと「そうね。そうしてちょうだい。」と答えます。

感想


BSプレミアムNHKで放送が開始しました。前日に録画予約をしていたので、安心していました。ところが事情あって、途中で録画予約が止まっていました。

で、あとでNHKのHPを見たら、「いつもより開始時間が早いのでご注意ください」と書いてあるんですね。これで冒頭を見逃した人も多いのではないでしょうか。

さて、感想です。

やたら服や飾りや調度品が華やかなので、後期の時代かな?と思ったら、なんとイ・バンオンの時代でした。かなり盛ってますね。

イニョプ役のチョン・ユミはもしかして主役は初?でもこれまで脇役でも実力派のにおいがプンプンしていたので、いつか主役で登場するだろうなと思いました。

特に、屋根部屋のプリンスは「絶妙だったなあ」と思ったのですが、あの番組で賞をとっているんですね。そして実力以外に容姿もいかにも整形!じゃないし、(実際にしているかどうかは不明)品のあるなじみやすい顔だと思います。

ムミョンは一体、何者なのか?キーセンのカヒアは?

友人のユノクは絶対イニョプに嫉妬しているよね。

父が濡れ衣を着せられて両班のお嬢様から一転・・というストーリーは数多くありますが、下女の下働きの様子の臨場感がありそうで面白そうです。かなりいじめられそうな気もしますが。

そして、紛らわしいのはウンギとユンソ。この二人、印象が薄いので区別が今、つきません。同じ人だと思っていました。

それから途中からだったのですが、ハン氏がムミョンに密かに「こっちに来ないか?」と打診しながら、金の簪を差し出し、さらに女として迫っていたようなのですが、その前に何と持ち掛けていたのか見逃したのでよくわかりません。

 

 

 

 

 

 

 
posted by あらすじべや at 02:04| イニョプの道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
プロフィール
名前:ran
性別:女性
一言:主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。