イニョン王妃が王宮に戻ってきた。王妃に復位した。オクチョンは、廃位されるかと思われたが、予想外に嬪に降格されただけであった。イニョンは不安を感じる。
ミン・ユジュンが亡くなったと知らせが入る。粛宗は、イニョンにこれまでの本音をぽつりともらす。西人派の代表格でやり手のミン・ユジュンの娘であるイニョンに、どうしても心を開く事が出来なかったと言った。常に胸の内を悟られないようにしていた、すまなかったと。ようやく、粛宗はイニョンに対して肩の力が抜けたようだったが、イニョンは病状が悪化した。すると、同じ頃に世子が痘瘡を患う。オクチョンの母、ユン氏は「痘瘡には祈祷するしかないらしい。」と祈祷を勧める。オクチョンは王宮での祈祷に気乗りがしなかった。しかし我が子の命がかかっているためわらにもすがる思いで祈祷師を就善堂に呼んだ。連日、祈祷を行うと偶然か世子は回復した。
2017年10月15日
チャン・オクチョン(あらすじ)第30話 新たな側室
粛宗の寵愛を受けた女官は雑用係(ムスリ)でイニョンの家の使用人だったチェ氏だった。顔を見て見覚えがあると気付く。昔、オクチョンの店に上客として訪れたイニョンに付いてきた女だった。あのとき、チェ氏がこっそり店の小物を盗んだことにオクチョンは気付いた。しかし、オクチョンは自分がそれをチェ氏に与えたことにして、度量の深さを見せたのだった。「私も、あなたのようになるわ。」チェ氏は確かにそう言った。
オクチョンは、チェ氏を呼び、ふくらはぎをムチで何度も打った。しかしそこへ粛宗が偶然訪れた。急いで隠したがばれてしまった。チェ氏はにやりとほくそ笑む。粛宗は、これをきっかけにチェ氏を正四品スグォンとして側室とした。
あの言葉を裏付けるかのように、チェ氏は着々とオクチョンが進んだ道をそっくりそのまま歩んで来ている。
一方、チャン・ヒョンを粛宗は投獄した。しかし、その罪状は大妃に毒を盛った事ではなかった。チャン・ヒョンは、この事態を利用して、どう動くべきかと獄中で思案する。チャン・ヒョンは粛宗の意図を読んだ。そこで粛宗に取引を持ちかけた。「私は大妃様の毒のことを全てお話しようと思います。」粛宗は怒りに震えた。「王妃(オクチョン)と世子を道連れにする気だな!」しかし、粛宗はチャン・ヒョンの取引を受けた。ようやく念願の国舅の座を正式に粛宗から受け取った。
オクチョンは、チェ氏を呼び、ふくらはぎをムチで何度も打った。しかしそこへ粛宗が偶然訪れた。急いで隠したがばれてしまった。チェ氏はにやりとほくそ笑む。粛宗は、これをきっかけにチェ氏を正四品スグォンとして側室とした。
あの言葉を裏付けるかのように、チェ氏は着々とオクチョンが進んだ道をそっくりそのまま歩んで来ている。
一方、チャン・ヒョンを粛宗は投獄した。しかし、その罪状は大妃に毒を盛った事ではなかった。チャン・ヒョンは、この事態を利用して、どう動くべきかと獄中で思案する。チャン・ヒョンは粛宗の意図を読んだ。そこで粛宗に取引を持ちかけた。「私は大妃様の毒のことを全てお話しようと思います。」粛宗は怒りに震えた。「王妃(オクチョン)と世子を道連れにする気だな!」しかし、粛宗はチャン・ヒョンの取引を受けた。ようやく念願の国舅の座を正式に粛宗から受け取った。
チャン・オクチョン あらすじ第25話 世継ぎ誕生
オクチョンは男児を出産した。粛宗は、最近のちょっとしたわだかまりを全て忘れたようにオクチョンとともに喜んだ。さらに粛宗は、その子を「元子(ウォンジャ)」と呼んだ。オクチョンが恐縮していると、後に「世子にする。」とも言った。その会話を王妃は部屋の外で聞いてしまい、あまりのショックに部屋に引き返した、粛宗はその子、ユンを世子にするためオクチョンを王妃にすると東平君に言った。ところが粛宗は、重臣らと論議中に不調で倒れそのまま意識を失う。ミン・ユジュンに医官は「亡き王様の体質を受け継いでおられます。」と、回復は不明であると説明した。重臣らは王妃による代理政治しかないと提案する。もはや大妃もおらず大王大妃も体調がおもわしくない。
混乱の中、王妃は周囲にテキパキと指示をしていく。王妃はオクチョンに大妃との約束を実行してもらおうと言った。オクチョンが産んだ王子ユンを王妃が育てると言う。オクチョンは、「約束は守るが今日はダメです。正式な手続きを行ってからにして下さい。」と言い、ひとまず時間稼ぎをした。オクチョンは粛宗に会うこともできない。あらためて身分の差の弊害を実感した。そうして、なんとしても王妃の座を奪うと決心したオクチョンだった。
混乱の中、王妃は周囲にテキパキと指示をしていく。王妃はオクチョンに大妃との約束を実行してもらおうと言った。オクチョンが産んだ王子ユンを王妃が育てると言う。オクチョンは、「約束は守るが今日はダメです。正式な手続きを行ってからにして下さい。」と言い、ひとまず時間稼ぎをした。オクチョンは粛宗に会うこともできない。あらためて身分の差の弊害を実感した。そうして、なんとしても王妃の座を奪うと決心したオクチョンだった。
2014年10月18日
チャン・オクチョン 全話 感想
チャン・オクチョンを視聴完了しました。韓国では視聴率が低かったそうです。けれども、私は毎回楽しんで観ていました。
このドラマの最大の魅力は色合いの鮮やかさにあります。特にオクチョンの衣装は毎回、ハッとするような美しさでした。正確には衣装が美しいというよりも、衣装のデザイン、色、小物のバランスが美しく、それがオクチョンを演じている女優さんに大変似合っていっそう美しさが際だっていたことです。
こう言ってはなんですが、韓国ドラマは「美しい」という設定の人でも実際はそうでもないと感じることがよくあります。もちろん、美は国、人によって価値観が変わります。一概に言えません。けれども、このドラマのオクチョンは、本当にわかりやすい美人な方でした。一方、ライバルでもあるイニョン王妃は、オクチョンの華やかさに対して生まれの良さからなる上品で控えめな美しさ、そんな対比が観ていて非日常の世界にいざなってくれました。
ドラマ「トンイ」と同一人物であるチェ氏は、このドラマでは小悪魔的な悪人として描かれます。おそらく、こちらの方が記録に忠実な方ではないかと思われます。けれども「トンイ」のファンは多いと思われますので、こちらのドラマに嫌悪感を抱いた人もいるのかも知れないと思えました。
少し前まで朝鮮三大悪女の一人として死後も悪人扱いされたオクチョンですが、最近はさすがの韓国も解釈を多方面から見ることに積極的になったのかもしれません。所詮、歴史は勝者のもの。そう考えると、このドラマのストーリーはオクチョンを悪女として描いていない珍しい作品かもしれませんが、このような解釈も十分にあると思っています。
もしかすると低視聴率のせいで予定より短くなったのでしょうか。最後は急にバタバタと展開した印象があります。冒頭では当時ありえない衣服の設定でファッションショーのような場面がありますが、あのようなものも史実ではないとわかっていても、地味な場面よりずっと楽しめます。
粛宗を演じた俳優さんはかなり若い方ですが、実際はあのくらいなのですよね。ほほえみ方はペ・ヨンジュンを意識したのかな?なんて感じる場面が何度かありました。とはいえ、最近は時代物でも現代ドラマ風な台詞の発音の若手さんが多いですが、この方はきちんと時代物風に発音していました。キザな感じと気が短いような雰囲気がこれまで観た粛宗さんとは違う印象でした。
このドラマの最大の魅力は色合いの鮮やかさにあります。特にオクチョンの衣装は毎回、ハッとするような美しさでした。正確には衣装が美しいというよりも、衣装のデザイン、色、小物のバランスが美しく、それがオクチョンを演じている女優さんに大変似合っていっそう美しさが際だっていたことです。
こう言ってはなんですが、韓国ドラマは「美しい」という設定の人でも実際はそうでもないと感じることがよくあります。もちろん、美は国、人によって価値観が変わります。一概に言えません。けれども、このドラマのオクチョンは、本当にわかりやすい美人な方でした。一方、ライバルでもあるイニョン王妃は、オクチョンの華やかさに対して生まれの良さからなる上品で控えめな美しさ、そんな対比が観ていて非日常の世界にいざなってくれました。
ドラマ「トンイ」と同一人物であるチェ氏は、このドラマでは小悪魔的な悪人として描かれます。おそらく、こちらの方が記録に忠実な方ではないかと思われます。けれども「トンイ」のファンは多いと思われますので、こちらのドラマに嫌悪感を抱いた人もいるのかも知れないと思えました。
少し前まで朝鮮三大悪女の一人として死後も悪人扱いされたオクチョンですが、最近はさすがの韓国も解釈を多方面から見ることに積極的になったのかもしれません。所詮、歴史は勝者のもの。そう考えると、このドラマのストーリーはオクチョンを悪女として描いていない珍しい作品かもしれませんが、このような解釈も十分にあると思っています。
もしかすると低視聴率のせいで予定より短くなったのでしょうか。最後は急にバタバタと展開した印象があります。冒頭では当時ありえない衣服の設定でファッションショーのような場面がありますが、あのようなものも史実ではないとわかっていても、地味な場面よりずっと楽しめます。
粛宗を演じた俳優さんはかなり若い方ですが、実際はあのくらいなのですよね。ほほえみ方はペ・ヨンジュンを意識したのかな?なんて感じる場面が何度かありました。とはいえ、最近は時代物でも現代ドラマ風な台詞の発音の若手さんが多いですが、この方はきちんと時代物風に発音していました。キザな感じと気が短いような雰囲気がこれまで観た粛宗さんとは違う印象でした。
2014年10月16日
チャン・オクチョン あらすじ 第34話 淑媛の策略
イニョン王妃は病状が悪化して遂になくなった。チェスグォンは、政務の会場に突然姿を現す。そしてオクチョンが就善堂でイニョンを呪っていたと告げる。粛宗は大いに憤る。しかし、粛宗が宗善堂を訪れると確かに祈祷の祭壇が設けられていた。オクチョンは世子の回復を祈祷したと言う。しかし、祭壇からイニョンの持ち物が見つかる。(チェ氏が仕込んだ)さらに女官らは激しい尋問に耐えられず、遂にオクチョンがイニョンを呪っていたと言ってしまう。
粛宗は、もはやオクチョンを救う道がなかった。さらに世子の座も危うくなる可能性もあった。西人派の重臣はオクチョンに自害する刑を申し渡すべきだと言う。
粛宗は、もはやオクチョンを救う道がなかった。さらに世子の座も危うくなる可能性もあった。西人派の重臣はオクチョンに自害する刑を申し渡すべきだと言う。
チャン・オクチョンあらすじ第35話 愛を守るために
粛宗は世子を守るため、自尽(毒を飲んで死ぬこと)を命じた。チスは、キム・マンギ(最初の王妃の父)に莫大な額の手形を出す。そして「王の女を欲しい。」と言った。キム・マンギは「いくら罪があっても王室の人間を侮るな。身分をわきまえるがいい。それに、あの女は娘を苦しめた。」と言い、金で心を動かすこともできなかった。
粛宗は、オクチョンの命を救うため、イニョンの49日法要でユン氏と外出をさせた。その折にチスがオクチョンを連れて清に逃げるという筋書きだった。しかし、オクチョンは「私が戻らなければ王様の立場がなくなってしまう。それに死ぬなら王様のそばがいい。」と言い、結局チスを説得して王宮に戻ってきた。
その頃、オクチョンがいないと王宮はざわついていた。オクチョンを逃がしたとなれば粛宗の廃位もあった。
毒薬を運んできた医女の手が震えている。見守っていた東平君は「私が運びます。」と医女から毒薬を受け取りオクチョンの目の前に置いた。オクチョンは毒を飲み倒れた。意識がもうろうとするとき、粛宗が飛び込んできた。そしてオクチョンを抱きかかえた。オクチョンは「幸せです。」と言って息を引き取った。
粛宗は、オクチョンの命を救うため、イニョンの49日法要でユン氏と外出をさせた。その折にチスがオクチョンを連れて清に逃げるという筋書きだった。しかし、オクチョンは「私が戻らなければ王様の立場がなくなってしまう。それに死ぬなら王様のそばがいい。」と言い、結局チスを説得して王宮に戻ってきた。
その頃、オクチョンがいないと王宮はざわついていた。オクチョンを逃がしたとなれば粛宗の廃位もあった。
毒薬を運んできた医女の手が震えている。見守っていた東平君は「私が運びます。」と医女から毒薬を受け取りオクチョンの目の前に置いた。オクチョンは毒を飲み倒れた。意識がもうろうとするとき、粛宗が飛び込んできた。そしてオクチョンを抱きかかえた。オクチョンは「幸せです。」と言って息を引き取った。
2014年10月15日
チャン・オクチョン(あらすじ)第31話 民心
オクチョンは粛宗の愛をあらためて確信した。良い王妃になろうと心にようやく余裕ができた。女官の失態もおおらかに許す度量を示すようになった。さらに恵民署に世話の手伝いに行くことにした。輿に載らず歩いて行く。オクチョンは良い王妃になろうと希望で生き生きとしていた。その様子に粛宗も喜ぶ。
ところが、イニョンの親類筋が書いた小説が街で評判になっていた。それはイニョンとオクチョンを連想させる内容だった。しかもイニョンが心優しい正室で、オクチョンが冷酷な悪女である側室としての印象を根強くする内容だった。
そんな騒ぎも知らず、オクチョンは恵民署に向かう。ところが一足先にイニョンが恵民署を訪れていた。民はイニョンを王妃様と呼ぶ。小説のイメージを持った民はイニョンを心優しい正室として沸く。ところがそこにオクチョンが現われると「王を惑わした妖婦め!」と民の罵倒が始まる。そこに様子を見に来た粛宗も訪れる。オクチョンは涙ぐみそのまま帰ってしまう。
さらにイニョン側は、チェ氏を利用して例の本を粛宗の目に触れさせる。しかし粛宗は字を読めないであろうムスリ出身チェ氏が、その本を読めないことは察していた。
ところが、イニョンの親類筋が書いた小説が街で評判になっていた。それはイニョンとオクチョンを連想させる内容だった。しかもイニョンが心優しい正室で、オクチョンが冷酷な悪女である側室としての印象を根強くする内容だった。
そんな騒ぎも知らず、オクチョンは恵民署に向かう。ところが一足先にイニョンが恵民署を訪れていた。民はイニョンを王妃様と呼ぶ。小説のイメージを持った民はイニョンを心優しい正室として沸く。ところがそこにオクチョンが現われると「王を惑わした妖婦め!」と民の罵倒が始まる。そこに様子を見に来た粛宗も訪れる。オクチョンは涙ぐみそのまま帰ってしまう。
さらにイニョン側は、チェ氏を利用して例の本を粛宗の目に触れさせる。しかし粛宗は字を読めないであろうムスリ出身チェ氏が、その本を読めないことは察していた。
プロフィール

性別:女性
一言:主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。