龍の涙 第60話

バンウォン宅で功臣らを集めて改めて宴が開かれた。側室のトクシルは、ここで正式に皆に側室として披露される。バンウォンは夫人が嫉妬などに駆られる様子もなく冷静にトクシルもバンウォンを補佐する臣下の一人だと認めた様子に満足げな笑みを浮かべた。この宴に、流刑地から戻ったばかりのパク・ポも到着した。出迎えたチャン執事は「大変なご苦労をしましたね。」と声をかけた。パク・ポはバンウォンからこのような目にあわさ…

続きを読む

龍の涙 第59話 君臣盟約

チョ・ヨンムはパク・ポの流刑を解いてくれとバンウォンに懇願した。はじめ、バンウォンは拒否をしてその理由らしきことを淡々と言うが、「私の体裁も考えて下さい。」と頭を下げる。はじめは、もっともらしい理由で頼んでいたときには頑なだったバンウォンだが、チョ・ヨンムが一転、本音を言い始めるとバンウォンは遂に折れた。チョ・ヨンムは長くバンウォンを見ているので、性格を熟知していた結果だろう。チョ・ヨンムは「こ…

続きを読む

龍の涙 第57話

寺から戻ったイ・ソンゲの元をバンウォンが訪ねる。ところがイ・ソンゲは顔を見るなり物を投げつけ、バンウォンは頭から血を流す。「ここに剣があったらおまえの首をはねていた。」というイ・ソンゲに、バングァンは朦朧としながらも「王室のためにやむを得なかった。イ・ドジョンらが自分に都合の良い王子を王位につけ、意のままに操り王室を愚弄した。芽を絶つには仕方なかった。」と言う。怒りが収まらないイ・ソンゲに「父上…

続きを読む

龍の涙 第56話

イ・ソンゲはバングァに譲位を決意する。 無学大師のいる寺にスンギョンを連れて行く。スンギョンは尼になると言う。そして王室が犠牲にした詫びをこうという。譲位の知らせにバングァはおびえる。誤解を避けるためいても経ってもいられず自らバンウォン宅に向かう。 功臣らはバンウォンに、さっさと王位についてしまえば良いというが、バンウォンは、それでは名分が成り立たず父親から強引に王座を奪った事になると言い、断固…

続きを読む

龍の涙 第58話

王も出席する宴の席で功臣のパク・ポが二等功臣だったことに不満だと叫んだ。腹を立てたバンウォンはパク・ポを投獄する。他の功臣は、「宴の席だし、なんと言っても功臣なのだから大目に見ても良いではないか。」と言うが、バンウォンの怒りは収まらない。バンウォンは、重臣のためではなく王室を第一に考えていた。そのため、功臣とはいえ、臣下であるべきパク・ポが王がいる席で不満を抱くのは、もっとの許しがたいことだった…

続きを読む

龍の涙 第53話 チョン・ドジョン、バンソク落命

チョン・ドジョンは殺害され、この反乱の要が確立した。チョン・ドジョンは開国に多大な貢献をし、全ての分野に秀でており、様々な書物も残したという。人間として対立したわけではなかった。しかし、ヴァンウォンと目指す方向性が違ったために二人は相容れることがなかった。けれどもヴァンウォンはドジョンの息子を生かし、官僚につく世話をしたという。 クーデターが成功したためヴァンウォンは官僚に父イ・ソンゲの説得を促…

続きを読む

龍の涙 第55話

イ・ソンゲは挨拶に来たバングァ夫妻に「兄弟をころすとは、それでも人間か!」と叫ぶが、太子になったのはバングァの意思ではないと悟っていた。一通り罵倒すると「バングァよ、おまえも気の毒なやつだ。」と言う。 そのあと、宮殿にバングァの第二婦人が遠方から長子をつれて訪れていた。門番らに我が子を「未来の太子」と公言する。高飛車な態度でバングァに取り次ぐよう、宦官に案内をさせる。途中、宮殿の敷地内で偶然訪れ…

続きを読む

プロフィール

名前:
ran
性別:
女性
一言:
主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。