解憂(かいゆう)〜西域に嫁いだ姫君〜 (中国時代劇ドラマ)最終回、全話 感想

あらすじ
前漢、武帝の時代。 西域で存在感を増す烏孫の国へ、漢から政略結婚で嫁いだ細君公主が急死する。 次なる和親公主として選ばれたのは、王族の血筋だと判明した旅芸人の一座の娘、解憂だった。 都に入る前の旅の途中で、瀕死の重傷から救った謎の男と恋に落ちるが、男は烏孫の大将軍にして王の従弟だった。 運命を嘆きつつも覚悟を決めた解憂は烏孫の王に嫁ぐが、時を同じくして西域の雄である匈奴からも公主が輿入れしていた。 大国の思惑や過去の因縁が渦巻く後宮という世界、翁帰との許されぬ恋…。 解憂の戦いが始まる。

出典:https://www.bs11.jp/

久しぶりの中国時代劇ドラマですが、予想外に一気に見ました。
パターンといえばパターンの部分がありますが、途中退屈するという場面がひとつもなく、見切ったドラマは久しぶりです。

まず、このドラマの魅力ですが、ひとつにあまりなじみのない、「西域」が舞台になっていることです。時代は前漢、武帝の時代なので比較的韓国ドラマの「朱蒙」と近い時代ですね。(「朱蒙」では漢が最大の脅威だと描かれていました)

このドラマは、基本的に見ていて気分が悪くなるようなキャラが基本的に出てきません。一応、ライバルの胡姑がときどきやらかしますが、最終的には悪人になりきらなかったキャラとして描かれています。ただ、逆にその辺が物足りなさになっています。にしても胡姑の解憂と反対のブラックスワン的な美しさは見所です。

翁帰は中盤、具合悪いシーン多めで(もしかして本当に具合が悪かったのか?)演技がちょっと物足りない感じです。けれどもその分、 昆弥(烏孫の皇帝)がカバーしています。

長山翕侯が匈奴の人間ですべての事件の黒幕だった・・というところは烏孫の王族なので、説明不足な感じですね。ラスト以外は悪役なのに慇懃な話の仕方をする演技は「龍珠伝 ラストプリンセス」に出てきた登場人物に似たパターンの演技をしていた方がいました。(「ドッコカラ」にも登場した役者さん)このパターンの演技は珍しいなと思っていたので、(良い意味で)参考にした可能性があり?

長山翕侯の妹が予想通り亡くなってしまいましたが、翁帰が他人事っぽくて、あまり悲しんでいないあたりに演技力不足を感じます。愛してはいなくても、自分のために亡くなったし、傷つけていたわけなので「その様子はないよね」な印象です。

ラストは 昆弥になりギリギリ危ないところを馬に乗って助けに来た「白馬の王子様(この時王子じゃないけど)」は女性視聴者を意識してのことでしょうね。

それから「宮廷女官ジャクギ」の同僚役で出ていた女優さんが男勝りの役で登場。華奢なのにがんばりましたね。

「ワイ・テンサ」は予想通りなくなってしまったけど、もう少し見せ場を作ってあげてもよかった気がします。

解憂は、運命に翻弄されたけど、個人の幸せと民の幸せのジレンマに苦しみつつも、いつも妥協しない精神は見ていて気持ちがよかったです。漢の女医さんも雰囲気が良かった。

「アサイ」は謎なのですが解憂より年上のはずなのに(序盤で解憂が芸人として半人前なのに、アサイは立派に一人前のシーンあり)「妹みたいな存在」というセリフがあったり、座長には同じく親子みたいな場があるはずなのにスルーされているのが?でした。はじめ座長の娘かと思っていたのですが、そうでないみたいに描かれています。ラストは火事に巻き込まれ死んでいますが、牢に入ってっ来た時最初、後ろ姿の解憂を見て、うろたえて翁帰のところに行くんですよね。で、翁帰から「解憂に伝えてくれ」と言われて、そこからはしっかり解憂に伝えたわけですが・・このときアサイは当初、嫉妬か何かで一瞬スルーしたんですよね・・それとも牢獄にいる様子におびえた?にしても、アサイは途中までは解憂と同じだったのに、以後はまるで違い翁帰の愛も手に入れ,そりゃふつうは嫉妬する気持ちが起きるよね。最後は火事に巻き込まれて気の毒な方でした。






プロフィール

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ran
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一言:
主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。