明成皇后(ミョンソンこうごう)韓国ドラマ 106~121話 感想

124話のラストまで残り3話となりました。
王妃は120話で亡くなりました。

この事件はわからないことが多いわけですが、ドラマとして架空の部分を考慮してもわからない点があります。
それは王妃がミチコに一家の写真を撮らせている点。

「やれるものならやってみなさい」
とはいえ、結局作戦のようなものはなく、単に押し入った日本人がなぜ、王妃の顔を区別できたかのつじつま合わせとしか思えません。

また、本当の閔氏は実際、どのような女性だったのかはわからないままです。
ただ、ドラマではチャン尚宮に相応の身分すら与えていないことなど、いくらなんでもひどすぎる点はあります。史実は側室の身分の女性はいたようなので、違うのか?

占いにお金をつぎ込んだ王妃のエピソードは、武器を買うためのカモフラージュということになっている。ところが仲直りした大院軍に預けたお金で武器を買いに清に行くも日本人の密偵に見つかり失敗。

ドラマを見る限り、やはり王妃殺害の黒幕は大院君に思えます。理由はやり方が大院気味のパターンだから。前回は王妃を黙認して「運よく生き延びたらそれまで」としたけど(まさか戻ってくるとは思わなかったんでしょう)今回は逃さなかったわけです。

いくら写真があるとはいえ、写真なんて化粧や移り具合で変わるしましてや夜となれば、親しい人でなければ見わけがつかないはず。そして王妃は事前に日本が襲う情報を知っていたので、逃げるは恥という態度をとったことになっているけど、ある程度不意打ちだったからこそ亡くなったとしか思えない。

閔氏が本当にひどい女性だったのか同課は、今となっては不明。ただ写真がいくつかある中で本物っぽい写真は、健康に問題ありそうなアンバランスな体格に見えます。結婚したばかりならば、貧しくて栄養失調気味だったのか、それとも結婚してもう時間が経過しているとすれば、なんだかアンバランスな印象。

それからずっと気になっていたのは、王妃は夫の高宗の母と姉妹なのではないかという疑惑。ドラマでは年齢が明かされていませんが、よく観察すると、どうもそうと思えるんです。

現代韓国は確かいとこは結婚できません。ドラマの時代はたぶん、李の姓の女性は側室になれなかったはず。李尚宮は側室になってましたが。多分これは特別なんでしょうね。

ドラマとしてもバツが悪いからうまくごまかしたような気がするんですが、どうでしょう。
高宗の母は、王妃の母が爆破事件で「兄」と爆死したとき、閔氏母には触れずに閔氏兄に対して号泣しています。
同時にこの時、王妃は母に対して悲しんでいますが「兄」に対しては一切触れていません。
だから「あれ?『兄』は義理かいとこなの?」と思っていると、だいぶ後に成長した「兄」の息子を「唯一血のつながりがある甥」と息子のように親しみをこめていっています。ということは、やはり「兄」は「兄」なので、高宗の母が「実の弟が死んだ」と号泣していたので、やはり王妃、「兄」、高宗の母は、兄弟姉妹ということでは?

この辺、現代の韓国としてまずいので、うまくごまかしたのではなでしょうか。
王妃と高宗母が姉妹とすれば、また視点が変わりますね。

プロフィール

名前:
ran
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一言:
主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。