明成皇后(ミョンソンこうごう)韓国ドラマ 74~87話 感想

今更かもしれませんが、この箇所を見てやっとわかりました。それは日清戦争が起きた理由です。表向きは日本と清の戦争ですが、その根源にあったのは朝鮮。そしてさらにその根っこにあったのは、舅と嫁の確執だったんですね。

いやはや。嫁姑の争いはよくありますが舅と嫁の確執でここまで恐ろしい話は聞いたことがない。要は本来は息子と父の確執であるところが、儒教の国でもあることから、その矛先が嫁に向かってしまったということかな。

それは案外身近な問題としてもあることかもしれませんね。結婚してこれまで親に従順だった息子が変わってしまったと思う。それを息子の成長とは思えず、すべて矛先が嫁に行く。

このドラマの場合、王妃が嫉妬深いと大院君が87話で言っているけれど、それは大院君のせいでもある。というのも、ただでさえ王妃にとって側室とその子は脅威であるのに、ことごとく大院君は側室が産んだ子を跡継ぎにしたがっていました。ましてやっと生き永らえた世子は体が弱くチャン尚宮が生んだ子は健康。李尚宮の子は長子で同じく健康。となれば、やむをえないとは言えないけど、そんなことになってしまう理由もわかる。

そして何かというと女を下に見たがるし、87話でいきなり派手な服でまるで王のよう。そして得意の威圧感ある話は、袁世凱から玉座の打診をされて強気になったとも思えるけど、そもそも自分がやったことを少しも悪いと思っていないところが驚きです。

「自分が高宗を王にした」
と何かというと言っているけど、高宗が王になったのは大王大妃の養子になったからで、おかげなんですよね。それが儒教の国で親孝行などを重視する国柄のいいとこどりで、不利になると老いていることや孝行を理由に王に圧力。

10年失脚してもあの乱をおこし、3年くらいか?清に抑留されても懲りてないところがすごい。改めて人は悪い意味で変わらない人もいるということを学びました。そしてその執念がすごい。大院君は若い時に感じた屈辱などを含めて王妃に怒りをぶつけているともとれる。

一方で王妃の行動では、ドラマ上だけを見るにつけ、子供を産んでも側室にもさせないというのはいかがなものか。ドラマでは李尚宮は4位の側室の身分が与えられたけど、(あのときはまだ大院君がいたからね)そのあとチャン尚宮は男児を生んだのに側室の身分すら与えられていない。そして乱のときに横暴なふるまいをしたことになっているけど、そのあと行方不明。実際はドラマのように横暴なふるまいをしていない可能性もあるし、嫉妬深さが強かった可能性もありますね。そうでなければ李尚宮を追い出したりしないし、チャン尚宮に側室の身分も与えてないということは普通は考えられない。大妃もいるし、大王大妃もいるのに、なぜ身分くらい与えなかったんだろう。本当に王妃が大院君が憎むほどの嫌なヤツだったのかどうかは、今となってはわからないですね。

あとは高宗が優柔不断で、王妃が助け舟を出さないと何もできなかったというのはありかもしれないと思えます。王が(夫が)しっかりしていれば王妃はあのようなめにあわなかっにかかわらず、出しゃばらずを得なかったのかもしれないし。



プロフィール

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ran
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主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。