王になった男(韓国ドラマ) 感想

光海君の時代をモデルに作られたと思われる架空時代のストーリーです。

全16話で、評判が良いのですが、ストーリーは正直ワンパターンで面白くない。
役者の演技力やキャストは良い。
みんな好演しています。

けれどもストーリーというか脚本というか、お話が良くない。
本物の王が生きているあたりまでは良いけれど、本物の王が死んだ後のストーリーが良くない。

でも良いシーンなどもある。
一番印象的だったのは、本物の王がなくなる海辺のシーン。
元になっているであろう光海君を彷彿とさせたのか、夕日が傾きつつも海が光っている瞬間をとらえつつの名シーン。

チョ内監の、祖父みたいに優しく見守るキャラが良い。
大妃はオーバーアクションだけど、悲しみと怒りが強いあまり誰でもああなってしまうかもと思わせる。
一方で、怒り転じて鬼みたいになり、度を越してしまっている感。

最後は、クーデターを抑え、丸く収まりつつもハソンは王族の王子に譲位。
王妃を先に廃位させ、遅れて自分も宮を出て王妃のもとに向かう途中「大妃の残党」を名乗る暗殺集団から襲撃されています。

普通に考えれば、これは譲位した王子がらみと考えるのが自然ですね。まあ架空の話だけど。

ラストは3年後、王妃がハソンと再会するシーンでハッピーエンド・・ですが、どことなく現実の世界じゃないような空気感。
ハソンの表情も、死人のような・・。

一瞬、ハソンではなく、本物の王かと思ったり。
最後はぎりぎりハッピーエンドですが、すっきりしないラストでもあります。


史実とされる光海君は、クーデターで王位を追われ、恋愛関係にあったキム尚宮も処刑され、新王に大妃は長い幽閉を解かれている。
さらに大妃は光海君よりかなり年下なんですよね。史実の大妃は、若くして祖父みたいな年の王(光海君の父)に嫁いで王子と姫を出産している。キム尚宮は光海君と恋愛関係にあったけれど、父王のお手付きになり、その後、床入りはしなかったようだけど何かと気が利くので重宝されていて幅を利かせていたんですよね。父王はキム尚宮を警戒しつつも、手放せなかったんでしょう。同時にあちこちのドラマではキム尚宮が父王を暗殺したとされていますね。理由は若い王妃が大君を産んだから。光海君は、兄がいながら世子になったので、明の承認を得られなかったんですよね。光海君のクーデターは、朝鮮内の事件であると同時に、明と後金の関係も大きく影響したでしょう。それから史実の光海君はクーデターで済州島に島流しされていますがそこで生き永らえたっぽい。光海君は後金が有利とみて、そちらにつこうとしていたわけですから、普通に考えれば、そこまで生き永らえれば、生き延びていたことがあってもおかしくはない。それともどこか他国にひそかに亡命したとかないのでしょーかね。日本への出入りだって可能性はなくはない。最後の真相はなぞですね。






プロフィール

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ran
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一言:
主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。