鄭道伝(チョン・ドジョン) 全話 感想

視聴終わりました。途中まで各話ずつ書いていたのですが・・追いつかなくなり、全話の感想をまずは書いておきます。

このドラマのタイトルは鄭道伝(チョン・ドジョン)ですが、実質的な主役はイ・ソンゲでしょう。それは初めからそうだったのか、それとも視聴率や反応の結果なのか、それとも大御所俳優ユ・ドングン(ソンゲ役)に気を遣ったのか?

実際、ユ・ドングンの演技は素晴らしくドジョン役のチョ・ジェヒョンをはるかに上回っていました。また古いドラマでは「龍の涙」でバンオンを演じたユ・ドングンがこの度はソンゲ役です。龍の涙のバンオンは、まわりが気を遣いビクビクしている様子が描かれていましたが、こちらのバンオンはいつもの調子のアン・ジェモで、どこか憎めないおこちゃま的な要素が見え隠れするキャラ設定でした。

にしてもこのドラマは女性の出番がなく、初期のヤンジ以降はバンオンの妻までほとんど若い女性の出番なしです。これに耐えられる人は相違ないのでは?ドジョンの境遇がもっと具体化されていれば違ったのでしょうが、なぜドジョンがあのような発想と行動力を発揮したのか根拠がぬるいんですよね。それに対してソンゲの人間的な面が前面に出ていました。

宮廷女官物が好きな人にこのドラマはお勧めしません。歴史好きな方にはお勧めします。回軍のことをどう描くか興味があってみて見ましたが、チェ・ヨンが国運をかけて5万の兵を出すからには、相応の勝算があってのことだと思うんですよね。だから本当に回軍の背景はドラマのように季節的に無理があったとはどうも思えないんですよね。

また王座にソンゲが着く寸前に和寧の妻が亡くなっているのも、偶然にしてはおかしいなと。また、ソンゲがバンオンらを世子にしなかった理由として、血筋の問題もあったのではと思うのです。かつてソンゲがイ二ムと婚戚になったとき「妻は開京の人間なので血筋的に問題ありません(娘)」と説明していました。バンオンらはソンゲを含めて女真族系とも元系とも(帰化した)さらりと言われていますよね。

こうしてみると李氏朝鮮王朝って、そもそもスタート時の血統が微妙なんだということがわかります。なぞも多い開国のエピソードですが、50話くらいでしたので何とか見終わりました。「龍に涙」に比べていまひとつきれいに納まりすぎ感があると感じました。




プロフィール

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ran
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一言:
主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。