皇貴妃の宮廷 第16~35話 感想

このドラマ、私の中ではかなり高評価です。

ストーリー自体はシンプルでありがちなのですが、とにかく描写がきめ細かい。
中国はどこか大雑把なイメージがありますが、このドラマは中国っぽくない・・って変な表現ですが。

特に印象的だったのは、こう・しょうちゅう。たまたま敵対する大臣の奴婢が逃亡して偶然逃げ込んだ先が、こう・しょうちゅう宅だったのですが。頼って来られた執事が「旦那様に迷惑がかかるから、銀子をやるから出て行ってほしい。」と頭を下げるのです。そこに、こう・しょうちゅうが騒ぎを察して登場。自分に災いが起きるのを覚悟で冷静に「清潔な衣服と食べ物を食べさせてやりなさい。」と言い、かくまうシーン。

この人は順治帝の側近でもあり師でもある人ですが、名前からして漢民族なんですよね。清は天下を統一したけれど、やはり漢民族の知識や価値観は長い歴史があるだけの値打ちがあるわけです。けれども国としては全面的に認めるわけにもいかない。多数は役人も漢民族を入れていたりするのですが、妃は漢民族はだめなんですよね。

その葛藤にどう向き合うべきかを、こう・しょうちゅうが的確にアドバイス。

このドラマは皇太后のドラマでもありますね。けれども立場上、公に言葉に出せないので、皇太后の本音を代弁する役がいつもそばにいるベテラン侍女ですね。

事実はドラマと違うだろうけれど、ドラマ上は皇太后の冷静沈着で論理的な思考回路が面白い。

ドラマとして絵になっているシーンが多いし、ドンゴ妃も美しいし、順治帝も若いならではの頑固さなど個性も活きています。

プロフィール

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ran
性別:
女性
一言:
主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。