独孤伽羅~皇后の願い~ 第50~55話(最終回)全話感想

はい、全話終了しました。
登場人物は若年層から晩年まで同じ役者さんが演じます。
というわけであの幼い感がすごい伽羅がどう演じるかがみどころでも
あります。
少女時代は一番しっくり来ているわけですが意外に晩年も違和感はありません。
そして白髪やシワなどのメイクはせずに晩年を演じている演出です。
まあ、これはこれでありなんじゃないかと思いました。
ただ、伽羅の性格を美化しすぎていてその代りに黒い部分は 曼陀で補っている風ですね。

それにしても晩年の伽羅は暗いです。
それで年齢を表しているとも取れるし皇后の座は望んだものではないし
犠牲が多い背景があるとはいえ一国の皇后にしては覇気がなさすぎなんじゃないかとも思いました。


また元許嫁の曼陀そっくりの宮女に手を出してしまう楊堅。
本心はやはり曼陀に思いが残っていたということでしょうか。
まあ、媚薬を使われてのことだし、政治的陰謀も絡んでいるとされているとはいえ、ね。

懲りずに転んでもまた陰謀をけしかけてくる曼陀はこのドラマの柱かも。
かなりきれいな人なので、笑顔を向けられたら男の人はコロッといきそうですが
晩年は男の人のエピソードがありませんでしたね。

初めは「よくわかんな~いい」と言っていた伽羅 も
結局、本命は宇文ヨウにあった感がありますね。
楊堅との結婚式で代理を務めた仮面の男が実は宇文ヨウだと告白されても
嫌がる様子もなしでしたね。
最後に「姉の般若のマネをしていた」は意味深ですね。
これはつまり
宇文護:般若
  ↓
宇文ヨウ:伽羅
を意識していたってことですかね。

ドラマでは李淵が即位前に 曼陀が死んでいますが、
皇后の名前を贈られたようですね。

北周



の3つの歴史の表舞台は
宇文氏
楊氏
李氏
ですが
実はいずれも独孤氏がからんでいるというのはすごい。
しかも女性が。
まあ、皇后を輩出する家柄というのはありますから、
その路線なんだとしても、興味深いですね。

ドラマ自体はそれほど面白いというわけではありませんが
退屈はしないで見られます。

全体の3分の2は般若と宇文護のエピソードがメインですが
個人的にあまり面白いとは思えません。

特に死にかけている般若がほぼ1話分まるまるしゃべりっぱなしなのは
おかしいし、いい加減飽きます。

女の陰険な陰謀はあまり好きではないのですが
このドラマに関しては曼陀 の陰謀があるからある意味飽きずに見られたのかも。

体が弱いとされながらも結局はけっこう長く即位し続けた宇文ヨウですが
伽羅 は「だったら嫁がせてよ」と一時父を恨んだでしょうね。

でもまあ先見の明があったのか楊堅が隋の皇帝に即位しましたね。
と言っても隋という国に即位したというより実質、若いできそこないの皇帝’(宇文イン)
に強引に退位を迫り幼い息子に譲位させ、さらに幼い皇帝から譲位させているので
玉座を奪ったというのが正解みたいですね。

しかも玉座を奪ったのは孫からです。
義理の祖父だけど。

楊堅と北周最後の幼い皇帝は血がつながってないけど
独孤 伽羅 は叔母で義理の祖母ですよね。

しかも孫は殺されている。
かなり血なまぐさいですね。

楊堅は 伽羅が生きているうちに側室を迎えて
外出から帰ったら首を切られていて、ショックで城を出たエピソードがありますよね。
ドラマではぼんやりとしたエピでしたが、 実際の伽羅の嫉妬深さなのか背後に政治がらみの陰謀があったから
なのか。
伽羅が死んでからは陳から迎えた公主を楊堅が側室にしてますよね。
さらにいろいろあるわけだけど。

このドラマは可憐な 伽羅をメインに表していますが、どこかきれいごと過ぎる感がありました。

けれどもそれなりに時代背景をざっくり知ることができたので、それなりに良かったですよ。



独孤 伽羅 ・・主役
冬曲・・伽羅の侍女だが元は裕福な家柄の娘で計算が得意で頭がいい
独孤 般若 ・・伽羅の姉
春詩・・般若の侍女
独孤 曼陀 ・・般若、 伽羅の腹違いの姉妹母は側女
独孤 信・・八位柱国大将軍、孤般若、曼陀、伽羅の父
楊堅…楊忠の息子
宇文護…太師、 般若の元カレ
清河郡主…宇文護の妻
哥舒…宇文護の部下
宇文覚…皇帝、20話で退位させられる
宇文覚の妃
宇文毓…寧都王、宇文覚の腹違いの兄、20話で帝位に就く
宇文?…輔城王、 伽羅を愛する
李昞…隴西郡公、曼陀の乳母の計略の手違いで曼陀が嫁ぐ
李澄…李昞の長男、伽羅と婚約するも曼陀の件で破談

プロフィール

名前:
ran
性別:
女性
一言:
主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。