琅琊榜(ろうやぼう)-麒麟の才子、風雲起こす-「形勢逆転」39話あらすじ・感想

あらすじ

夏冬は皇帝からの質問に対し「夫を殺されたのでエイソウは殺した」と言います。さらに「全て私が独断でやった。夏江は無関係」と言います。しかし皇帝は夏冬が夏江をかばっていると判断します。そしてモウシに命じ、夏江に弁明の機会も与えずすぐにケンキョウシを封鎖して大罪人を入れる牢に投獄するように命じます。

モウシはすぐに兵を率いてケンキョウシへ向かいます。しかしそのころ、夏江は「夏冬が皇帝の前に参内した」と聞いて「すぐに梅長蘇を殺さなくては」と夏秋に命じます。

牢の中で布団にくるまりながらも弱っている梅長蘇は、夏秋が来たのを見て夏江が命じた意味をすぐに悟っていました。夏秋は「蘇先生、すまない。苦しまないように逝かせてやる。」と言います。梅長蘇は「夏江に従う事に疑問を抱かないのか?夏冬がなぜ変わったかわかるか?」と問います。「時間稼ぎをしている暇はない。」というと、背後から夏春が来て夏秋をとめます。それでも命令に従おうとする夏秋ですが、そのときモウシがケンキョウシに到着していました。

夏江は弁明を願いますが、モウシはすぐ牢に入れるように勅命を受けていると言い、夏江をとらえます。

夏秋は夏江の状況を知り、梅長蘇を殺すことが夏江のためになると判断。手を下そうとします。しかし、その瞬間、素早く飛龍がその動きを封じます。あっという間に夏秋を倒すと「ふん、つまらない。」と言います。

梅長蘇が、よろよろと牢を出てくると、足枷と手かせをはめられ、ひざをついている夏江がいました。夏江は「七日だぞ!」と言います。モウシは「何のことだ?」と言いますが梅長蘇は反応せずに帰宅します。

知らせを受けた誉王(よおう)は青くなります。更に誉王(よおう)に参内せよとの命令が。「夏江と関与している証拠はない。知らぬと通そう」

しかし、誉王(よおう)が呼ばれたのは刑部と戸部の尚書であるサイシと沈追が来ます。サイシはかつてのホウボウ爆発事故は実は故意に行われたものという証言が複数出てきた。どうやらケン王失脚を狙い、後継者争いにこの事件が意図的にしくまれたものらしい。さらにその事件には誉王(よおう)の妃の弟(大理寺の責任者)が関わっているらしい。とのことでした。

誉王(よおう)はつまり、ホウボウ爆発事故の件で呼ばれたのですが、呼ばれて「これを見ろ」と渡された書状を開く前に開口一番「私はケンキョウシと関係ありません!」と言います。

二人の尚書と皇帝は「ケンキョシ?」と言い「ホウボウ爆発事故の件」であるとわかり、皇帝が怒鳴り散らします。脇に控えていた紀王が必死に皇帝をなだめます。

サイシは「戸部と刑部の合同で今回の審問を行いたい」と願います。しかし誉王(よおう)が「後続が審問の場に出れば書類に残り恥となります。」というと皇帝は「ふ~ん。サイシよ。誉王(よおう)の妃の弟を大理寺の責任者から廃位させよ。そうすればやりやすかろう。あとはその者の審問をするがいい。」と命じます。つまり誉王(よおう)は関与させないということです。

サイシは不満気に去り、怒りをあらわにしていました。

皇帝は、すっかり疲れた様子でコウタンが「後宮に行って休まれてはいかがですか?」というと「そうだな。シラ宮(静妃の宮)に行く」と言います。

梅長蘇は、アン医師の治療を受けていますが口から血を吐いたり、かなり苦しそうです。梅長蘇は皇帝があんなに信頼していた夏江の弁明を聞かずに牢に入れたことなどを、かつてキ王や林ショウらをも同様だったとこぼします。

感想

夏江はまだ、梅長蘇が毒を飲んだと思っていますね。もしかすると飲んだのかもしれませんが、ケンキョウシの長が代々持っている毒薬の種類を知っているようだったので、もしかすると解毒薬をあらかじめ飲んでいたか、すりかえたか、でしょうか。ケンキョウシに連行される前になにか薬を飲んでいましたよね。とはいっても、ただでさえ身体が弱いので数日の牢の生活はかなり身体に応えたようです。せめて布団があったのが救いですね。

夏秋が夏江のふるまいを見てもいまだ方針を変えませんでしたね。夏冬が爆破にあうかもしれないとわかっていて行った仕掛けの事を知っても結局は夏江に従っていましたからね。弟の夏春は揺らいでいたようでしたが。

このケンキョウシというシステムって、ドラマ「後宮の涙」だったかな?に出てきた組織のような感じでしょうか。確かあの組織の人員はみな宦官だったはずですが、夏江や他の人物は多分違うようです。

梅長蘇は、今回の作戦を練るにあたり、皇帝の性格をよく良く見抜いていたからこそ成功できたといえますね。しかしかつては、そのせいで、自分も父もキ王もひどい目に遭ったのです。

コウタンは「後宮に行かれては?」と尋ねて、靖王(せいおう)への疑惑がどの程度晴れたのか反応を見たんですね。「シラ宮に行く」と言ったので、これは靖王(せいおう)に光が再び指してきたぞとみているでしょう。

今回、皇帝がモウシに「だから武人は何もわかっておらんな。こういうことだ。」と、夏江の動きを読んだつもりの皇帝に、モウシは「さっぱりわかりません」という態度をとっていましたが、皇帝は改めてモウシが裏で権力をかさに着るようなことをしない人物だとさらに信頼を置いたような部分もあったでしょう。

多分、モウシは予め作戦を聞いていたと思いますけどね。実際、何もわかっていなかったと思いますが、夏冬が参内した時顔まで鉄の仮面をつけた特殊な兵が周囲に20人くらい立っていたのは不気味でした。

キ王が時々、皇帝をなだめて、ちょっと場の緊張感をなごませています。