大王世宗(テワンセジョン)あらすじ 第55話 刀ではない力

ファン・ヒが戻ってきた。さっそく動き出しまずは下級役人を登庁することに成功。少しずつ麻痺しかけた行政が動き出す。
チョ・マルセンが新たな王に据えようと考えているのは譲寧大君だった。譲寧大君はマルセンとの密会の場に現れる。マルセンは「王は国を統率する力がない。」と言った。ところが譲寧大君は「あの世に行く者同志」と言いながら隣の部屋に密談の証人としてチョン・インジとチェ・マルリがいた。
譲寧大君は上王を訪れる。そして父を思う気持ちを率直に語りながら涙を流す。世宗は、毎日、上王の様子ガキになり部屋の前まで来ていた。しかし、いつも部屋に入ることができない。「兄上の率直なところがうらやましい。」と言う。
上王は、世宗に天文台を建設する場所を指示した。上王は、ついに世宗の意をくんだ。
上王は世子の弓の稽古を見学していた。世子は上王に尋ねた。「もし、私が父上と意見が違ったら、どうすれば良いのでしょうか。」上王はほほえみながら答えた。「自分の意志を貫くが良い。それでも父は子を愛する気持ちに変りはない。」そう言い切ると上王は眠るように亡くなった。
(感想)
久々の譲寧大君の登場です。もう、出番がないのかと思っていました。このドラマ、非常に面白いのですが、世宗が王になるまではテンポが良かったのですが、王座についてからは、どうもストーリーが右往左往しているような気がします。脚本家が二人いるらしいのですが、もしかすると、この辺が境目なのでしょうか。つなぎ目を、チョ・マルセンが急に動き出してつないでいるような感じがします。譲寧大君というキャラが実際にいるような人間味があるのに対して世宗は王子の頃から、どこか作られている感じがします。そのせいかどうか譲寧大君が出演していた世宗が王になるまでは面白く見ることができたのかもしれません。それから遂にイ・バンウォン(上王&太宗)が生涯を終えました。この方は「太祖王建」にクンイェとして出演しています。前半を大きく引っ張っていた影の主役として存在感ありまくりでしたが、この人が登場しなくなる以降のドラマですが天文台を作り始めハングル作成のエピソードは楽しみなので期待したいところです。

プロフィール

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ran
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主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。