あらすじと感想
フビライとアリクプカの最後の決戦。最後の戦いはフビライが一度はアリクプカからうばったカラコルムが留守中、奪い返されてしまうんですね。チャブイは当初、頭が切れる女性としてえがかれていましたが、よ~く見てると後半はかなりヘマをしてます。人柄はいいんですけどね。フビライは留守をチャブイに託して遠方に出向くのですが、いつもその間にトラブル勃発。
今回もアリクプカ側に都であるカラコルムを奪い返されます。しかも城門から逃げる際クサアル、文忠が死亡。で、アリクプカはクサアルの遺体を前に大いに嘆き、葬儀をしようとするとフチにたしなめられるんですね。「士気が下がる。あなたはハンの器ではない。」と嫌みも言われてます。確かにフチが愛した(?たぶんそうだよね)トレゲネは女だけどチャブイより器は大きかったかも。
チャブイは城から逃げる際、文用が左腕をハイドゥに斬られます。ただし城からは出たけれど街としての城からは出られていないんですね。で、フビライがアリクプカ側の猛将5人とクサアルの遺体を交換。そのときチャブイらは兵の格好で脱出成功。
ただしここでまたフビライが一芝居。部下の将軍2人がクサアルの遺体と5人の猛将を交換したことに抗議。それでフビライは初め死罪を命じますが止められて「じゃあ、棒たたき」とみんなが見ている前で棒たたきの刑。
そして2人は「頭にきた。アリクプカに寝返る~」とリヘイチュウのパターン。アリクプカとフチは「やった」と大喜び。
ところが最後の決戦で2人の将軍がフビライ側にまた寝返り。で、大勝利。アリクプカは最後にフビライを認める発言でラスと。ただし財産没収されナレーションでは「アリクプカの最後は行方不明」ですが映像はみすぼらしい格好で急死したシーンでした。
アリクプカが言うには「私はモンゴルの伝統を守ろうとしただけだ。」
フビライはその後、中国全土を統一。国名が元。絶頂期を築いたわけですね。
このドラマは、モンゴルっぽさが思ったより少なく、話の筋はよくある権力争いでしたね。フビライの出番があまりなくて、失敗が少ないパターン。まあ、フビライのおおらかなイメージは雰囲気に合っていたと思います。
アリクプカの妻らしい登場人物がなかったのはクサアルのエピソードがあるので控えたのでしょうね。観て退屈はしないドラマですが、どこか物足りなさも正直あったかも。
2018年02月19日
2018年02月16日
(中国ドラマ)ムーラン 13~15話 あらすじと感想
あらすじ
花生と趙宇は揉冉(じゅうぜん)の捕虜となり、生贄にされかけます。逃亡の途中、巫女がハンの側近と密会をし、毒蛇で暗殺を謀る話を聞いてしまいます。逃亡中、二人はアリの大群がぞろぞろ移動する姿を見ます。趙宇は転変の兆しかもしれないと言います。逃亡は失敗しますが趙宇がとっさに花生に占い師のフリをするように伝えます。花生はあやしげな呪術っぽいフリで踊りながら予言を伝えます。そのさなか、花生はハンが暗殺されかけていることを「予言」します。犯人の一人が巫女であることなどを当てたためハンは一目置くようになります。さらに天変地異を予言したので民は被害から免れ、花生たちも生贄になることは延期されます。しかしこれにより二人は隋から間者であるとされてしまいます。趙宇の留守を預かる母と偽若欄は牢に入れられてしまいます。さらに俊皇子の疑惑はさらに深まり、遂に投獄されます。
趙宇の妻(若欄になったハン・セイ)とその母は投獄され、皇太子も投獄されます。
2018年02月15日
フビライ・ハン 46~48話 あらすじと感想
あらすじと感想
アリクプカは劉秉忠を味方に引き入れることに成功・・と思いきや、これはフビライと劉秉忠の作戦だったという・・。ユンリンは劉秉忠の元を訪れて戻るように説得。しかし劉秉忠は頑として聞かないのでユンリンは劉秉忠の腹を刺して自分も自害しようとしました。劉秉忠は慌てて真意を告げます。フビライへの手紙を託します。
いやはや劉秉忠、危うく死ぬところでしたね。その割にすぐ回復したようで結構けろりとしていましたが。劉秉忠は李タンが謀反の決起をしたところで首を切って鎮圧しました。
アリクプカは皇后、クサアルが留守を守るカラコルムに飢饉の支援を依頼します。「しょせんは女」と読んだわけですが案の定ひっかかってしまいます。支援物資を運ぶ途中、アリクプカ側の兵に襲われ、カラコルムはアリクプカに取り戻されます。
フビライがアリクプカを戦の折逃がしたからね。
皇后らは脱出を試みますがクサアルが死亡。董文用と文忠が応戦するも文忠が死亡。董文用はハイドゥに右腕を切られますがまだ城内に。(?)
フビライが将軍5人の捕虜とクサアルの死体を引き換えることを提案。皇后と董文用と皇后の世話係?の3人は兵の格好でアリクプカの兵にまぎれます。・・で、董文用は腕がないのにばれないの?といささか素朴な疑問が。
2018年02月06日
フビライ・ハン 43~45話 あらすじと感想
あらすじ
フビライのすぐ下の弟フレグの長男プリカの元にハイドゥが訪問。アリクプカへの支援がないと知るや否や殺害してしまいます。しかしハイドゥはこの事件はフビライの指示であると見せかけます。フビライは遂にカラコルムに進軍します。フビライは一戦を交える前に、草原で兵らから離れ、アリクプカと二人で飲む最後の酒だと酒を飲み交わします。しばらくするとフレグの次男が少し離れた位置で兵を連れ待機していました。果たしてフレグの次男はどちらの味方なのか。
実ははじめ、フレグらはアリクプカに加勢するつもりでした。しかし寸前に真相を知ったためフビライに加勢することに。そのせいでアリクプカは惨敗、カラコルムを出て行き、フビライはようやくカラコルムでの統治をすることになります。
しかし褒章の場で劉秉忠が不満を言い、再び僧となる決意でカラコルムを離れます。しかしハイドゥの提案でアリクプカは劉秉忠がいる寺がある元はフビライ側である李タンを説得し条件を提案します。うまくいけば王の座を与えると言うのです。劉秉忠は何も知らず李タンの巧みな誘導に引き寄せられていきます。
感想
劉秉忠のことをフビライはどう思っているのでしょう。争いが落ち着くと内輪もめは定番ですね。またハイドゥもまたアリクプカの味方をするのは後に自分がハンになる可能性にかけているんでしょうね。
フビライのすぐ下の弟フレグの長男プリカの元にハイドゥが訪問。アリクプカへの支援がないと知るや否や殺害してしまいます。しかしハイドゥはこの事件はフビライの指示であると見せかけます。フビライは遂にカラコルムに進軍します。フビライは一戦を交える前に、草原で兵らから離れ、アリクプカと二人で飲む最後の酒だと酒を飲み交わします。しばらくするとフレグの次男が少し離れた位置で兵を連れ待機していました。果たしてフレグの次男はどちらの味方なのか。
実ははじめ、フレグらはアリクプカに加勢するつもりでした。しかし寸前に真相を知ったためフビライに加勢することに。そのせいでアリクプカは惨敗、カラコルムを出て行き、フビライはようやくカラコルムでの統治をすることになります。
しかし褒章の場で劉秉忠が不満を言い、再び僧となる決意でカラコルムを離れます。しかしハイドゥの提案でアリクプカは劉秉忠がいる寺がある元はフビライ側である李タンを説得し条件を提案します。うまくいけば王の座を与えると言うのです。劉秉忠は何も知らず李タンの巧みな誘導に引き寄せられていきます。
感想
劉秉忠のことをフビライはどう思っているのでしょう。争いが落ち着くと内輪もめは定番ですね。またハイドゥもまたアリクプカの味方をするのは後に自分がハンになる可能性にかけているんでしょうね。
2018年02月01日
(中国ドラマ)ムーラン 10~12話 あらすじと感想
あらすじ
花生(か・せい)は父と再会できました。父は「帰ろう」と促しますが、仲間のことを思うと今は帰れないと伝えます。花生が手柄を立てたり皇子と親しくなりかけていることを知り、父は「昇進すると戸籍を調べられる。手柄を立てれば目立つ。女と偽ったことがばれれば一家皆殺しだ。」と説得しますが花生は聞く耳を持ちません。父は花生から御心境をもぎとります。「誰にも見せるな」というのです。
揉冉(じゅうぜん)の間者は一介野民の格好で、褒国公・宇文述(うぶん・じゅつ)の幕舎を訪れていました。怪しい男に気付いた趙宇は後を追います。花生も追いかけます。しかしこのときは町で見失ってしまいます。
趙宇と花生は今でいう「じゃがいも」を発見します。しかし食べられるかわからないので、花生は自ら毒見で安全を確認します。そのころ、俊皇子暗殺を狙う胡都統のところに、ちょうど花生を怪しいとこっそり付け回す兵士が花生が枕の下に隠したうさぎの小さいぬいぐるみを「揉冉(じゅうぜん)の男に違いない」と告発しにきます。胡都統は男に毒薬を渡し皇子の食事に混ぜるよう指示します。しかし皇子は「兵士の食事におかずがないのに自分だけ食べるわけにはいかない。兵に分けるようにと指示します。そこに趙宇がやって着て食べようとしたのですがうっかり落としてしまいます。ところが兵士たちが毒にあたったと騒ぎになります。趙宇はこの原因が兵士が芽の部分を食したので腹をこわしたにすぎないと原因を解明してみせます。
その後、布を買いに行った趙宇と花生は趙宇が間者の男が布売りと気付きます。しかし証拠をつかもうと近づくもばれて眠らされ砂漠を通り揉冉(じゅうぜん)の幕舎に連れて行かれます。
一方で俊皇子もまた、揉冉(じゅうぜん)とのつながりの疑いをかけられ、皇宮に呼び出しをうけます。そして幽閉を楊堅から、命じられてしまいます。皇后は必至でかばいますが、無理でした。
感想
花生と趙宇は段々いいコンビニなってきました。花生が勘違いしてやきもちをやいたともとれるシーンがさりげなく女性らしいですね。
趙宇は腕力や武芸の技術がありませんが、膨大な知識と育ちの良さからくる物腰の柔らかさのみで事件を解決する様は教えられるものがあります。
花生は手柄と失態が相殺され再び食事がかりに。都督専用の幕舎から食事作りの納屋で寝ていると目を覚ましたら隣に趙宇の顔があるのでびっくり。趙宇は「恩人様から離れないのだ」と言いますが本来は夫婦であるはずの姿を予見させるようでこれもまた面白い。花生は趙宇が本当は夫であることを知っていますが、趙宇は花生を男だと思いまさか妻だとは知らないわけで。
俊皇子は幽閉されましたが、ま、ここではいったん疑いは晴れるんでしょうね。しかし結果がわかるだけに悲しい様な。このドラマでは随分性格がよく出来が良い皇子として描かれていますね。
しかし宇文家最後の皇帝が楊堅の孫であり、その生みの母が楊堅夫妻の実子であったとは。孫も実の孫ですからね。韓国ドラマを観ていると伯父(叔父?)が甥の王座を奪った歴史が何度もドラマになってますが(第二王は父から王座を奪ってるし)孫から奪った例もあったとは。
そう言えば、中国ドラマの「蘭陵王」の第一回に若き日の楊堅が雪舞の祖母を訪ねてくるシーンがあります。そういえば雪舞の祖母も雪舞も姓は楊ですね。若き日の楊堅は雪舞の祖母から10年に一度話をきくことができると言っています。関係がある一族なのかもね。直接ドラマには関係なかったけど、第一回にさりげなく登場する若き日の楊堅をなぜ登場させたのか。ちょっと気になるところ。
花生(か・せい)は父と再会できました。父は「帰ろう」と促しますが、仲間のことを思うと今は帰れないと伝えます。花生が手柄を立てたり皇子と親しくなりかけていることを知り、父は「昇進すると戸籍を調べられる。手柄を立てれば目立つ。女と偽ったことがばれれば一家皆殺しだ。」と説得しますが花生は聞く耳を持ちません。父は花生から御心境をもぎとります。「誰にも見せるな」というのです。
揉冉(じゅうぜん)の間者は一介野民の格好で、褒国公・宇文述(うぶん・じゅつ)の幕舎を訪れていました。怪しい男に気付いた趙宇は後を追います。花生も追いかけます。しかしこのときは町で見失ってしまいます。
趙宇と花生は今でいう「じゃがいも」を発見します。しかし食べられるかわからないので、花生は自ら毒見で安全を確認します。そのころ、俊皇子暗殺を狙う胡都統のところに、ちょうど花生を怪しいとこっそり付け回す兵士が花生が枕の下に隠したうさぎの小さいぬいぐるみを「揉冉(じゅうぜん)の男に違いない」と告発しにきます。胡都統は男に毒薬を渡し皇子の食事に混ぜるよう指示します。しかし皇子は「兵士の食事におかずがないのに自分だけ食べるわけにはいかない。兵に分けるようにと指示します。そこに趙宇がやって着て食べようとしたのですがうっかり落としてしまいます。ところが兵士たちが毒にあたったと騒ぎになります。趙宇はこの原因が兵士が芽の部分を食したので腹をこわしたにすぎないと原因を解明してみせます。
その後、布を買いに行った趙宇と花生は趙宇が間者の男が布売りと気付きます。しかし証拠をつかもうと近づくもばれて眠らされ砂漠を通り揉冉(じゅうぜん)の幕舎に連れて行かれます。
一方で俊皇子もまた、揉冉(じゅうぜん)とのつながりの疑いをかけられ、皇宮に呼び出しをうけます。そして幽閉を楊堅から、命じられてしまいます。皇后は必至でかばいますが、無理でした。
感想
花生と趙宇は段々いいコンビニなってきました。花生が勘違いしてやきもちをやいたともとれるシーンがさりげなく女性らしいですね。
趙宇は腕力や武芸の技術がありませんが、膨大な知識と育ちの良さからくる物腰の柔らかさのみで事件を解決する様は教えられるものがあります。
花生は手柄と失態が相殺され再び食事がかりに。都督専用の幕舎から食事作りの納屋で寝ていると目を覚ましたら隣に趙宇の顔があるのでびっくり。趙宇は「恩人様から離れないのだ」と言いますが本来は夫婦であるはずの姿を予見させるようでこれもまた面白い。花生は趙宇が本当は夫であることを知っていますが、趙宇は花生を男だと思いまさか妻だとは知らないわけで。
俊皇子は幽閉されましたが、ま、ここではいったん疑いは晴れるんでしょうね。しかし結果がわかるだけに悲しい様な。このドラマでは随分性格がよく出来が良い皇子として描かれていますね。
しかし宇文家最後の皇帝が楊堅の孫であり、その生みの母が楊堅夫妻の実子であったとは。孫も実の孫ですからね。韓国ドラマを観ていると伯父(叔父?)が甥の王座を奪った歴史が何度もドラマになってますが(第二王は父から王座を奪ってるし)孫から奪った例もあったとは。
そう言えば、中国ドラマの「蘭陵王」の第一回に若き日の楊堅が雪舞の祖母を訪ねてくるシーンがあります。そういえば雪舞の祖母も雪舞も姓は楊ですね。若き日の楊堅は雪舞の祖母から10年に一度話をきくことができると言っています。関係がある一族なのかもね。直接ドラマには関係なかったけど、第一回にさりげなく登場する若き日の楊堅をなぜ登場させたのか。ちょっと気になるところ。
プロフィール

性別:女性
一言:主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。