2015年07月29日

蘭陵王 第28話 あらすじ、感想

あらすじ


蘭陵王はウブンヨウの手から酒を取り、自分も酒を飲みました。「私たちは、お互い相容れぬ仲だ。しかし、このようなことがなければ良き友となり得ただろう。」

するとそこに皇太子が馬賊らを処刑しに来たと知らせが入ります。ウブンヨウは「馬賊の問題は実は根が深い。貧困にあえぐ民が馬賊と化したのだ。皇帝の政策が良くないからこのような輩がはびこるのだ。」と蘭陵王に告げました。蘭陵王は馬賊を皇帝に合わせ根本的な解決につなげるつもりだと応えました。

ところが皇太子が馬賊らを処刑すると言ってききません。蘭陵王と雪舞は反論します。皇太子はこれでますます二人に敵意を抱きます。二人が反対するもむなしくとらえられた馬賊は生きたまま火で焼かれてしまいます。

そのとき皇太子の馬車にはテイジが乗っていました。

蘭陵王は皇帝に今回の経緯を褒め称えられます。しかし皇太子は馬賊を処刑したことを厳しく避難されます。さらに皇帝は蘭陵王に本来、皇太子しか受け取らない「ショウギョク」という石を授けます。ためらっているとダンショウが「皇太子が受け取る物、別の物を与えては。」と助け船を出します。しかし皇帝は「人が決めた習慣にすぎぬ。蘭陵王、朕のはからいを拒否するのか?」というので蘭陵王はそれをたまわります。さらにショウショレイという皇帝に次ぐに匹敵する地位を授けられます。

雪舞は皇太子が蘭陵王をおもしろく思っていないことが災いに繋がらないかと、ずっと心配していました。蘭陵王は帰宅してもショウギョクのことも何も言いません。雪舞が蘭陵王を出迎えたとき夜空に赤い星が光るのをみました。赤い星は災いの兆しでした。

しかしそのころ赤い星を見て興奮している男がいました。ずっと豚小屋に幽閉されていたソテイタイボクでした。ソテイは手足をつながれ豚小屋で豚のえさだけを与えられて生きていました。

そして今回のことで怒りが収まらない皇太子は器を床に投げつけて荒れていました。テイジはそれをとめるどころか一緒になって器を割りました。そして皇太子に「蘭陵王の周りには様々な重臣がいる。みな形勢が読めないから中立を保っている。皇太子さまにも力になってくれる仲間が必要です。まずはソテイタイボクを呼び戻しましょう。」

皇太子はソテイをおとずれました。

その頃皇帝は毎晩悪夢にうなされていました。高僧を呼び集め祈祷しますが効き目がありません。皇帝は若き日に兄の命がつきかけたとき「皇位は譲るから息子の百年の命だけは助けてくれ。」と頼まれたにも関わらず直後、二人の命を奪った日の悪夢に悩まされていたのです。

一方、雪舞はダンショウやアントク王を呼び、蘭陵王の災いをさけるために職を降り、隠居したいと告げます。けれども民思いで責任感の強い蘭陵王が承諾しにくいので力になって欲しいというのです。協力を了承した皆は早速蘭陵王に計画を告げます。しかし蘭陵王は「ふざけるな」と一喝するのでした。

感想


皇太子はよく見ていると根が悪い人なわけではないんですよね。(初登場のとき蘭陵王も言っていましたが)ただ、周りに集まる人が奸臣ばかりで心から心配して良い方向に導いてくれる人がいないわけです。さらに追い打ちをかけるように悪女と化したテイジまで。テイジが登場するとこの番組が普通に安っぽくなるのでほどほどにして欲しかったのですが、再び復活。皇太子の周りが奸臣ばかりなのは父の皇帝が適切な人物を配していないと言うこともあるのではと思います。

それから、やっぱり気になるのはアントク王です。この人は本当に味方なの?蘭陵王に完全味方しているようで、実はテイジのように中立を保っているだけなのかも。同時に隙をうかがっているとか。

蘭陵王が出陣する直前に皇太子が訪れたり、雪舞と蘭陵王が周から戻ったときアントク王との待ち合わせ場所にウブンヨウと兵がいたのも気になるし、馬賊討伐もアントク王が命じられたのに急に皇太子が割り込んで来たのも気になります。どっちもアントク王の陰謀だったりして。(蘭陵王と皇太子を敵対させて、両方が倒れた隙に自分が天下をとる・・とか)

 

 
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蘭陵王 第27話 あらすじ、感想

あらすじ


雪舞を救ったウブンヨウは必死に雪舞を看病します。雪舞が眠っていると日が差して来たので自ら立って日を遮ります。ウブンシンキョは「そのようなことは私がやります。」と言いますがウブンヨウは自分でやると言い張ります。

雪舞が目を覚ますと「白山村に行きたい。」と言いました。ウブンヨウが雪舞と白山村につきます。しかし誰も住んでいません。雪舞が祖母と過ごした家に行くと「林氏の墓」と書かれた墓がありました。

雪舞は「頭を丸めておばあさまに謝罪して、ずっとここで過ごす」と言い出しました。ウブンヨウは部屋に火をつけて「そのようなことでは生ぬるい。全て捨てるのだ。」と言うと雪舞が慌てて火を消し始めました。そのとき何かが転げ落ちたので拾い上げると「雪舞、私のことはきにするな。」と書かれた遺書でした。

ウブンヨウはひそかに林氏の墓に謝罪していました。その遺書はウブンヨウが書いたものでした。雪舞が遺書を握りしめながら眠って目を覚ますと村の音が聞こえてきます。外に出ると花が咲き乱れ林氏が食事をテーブルにおいていました。

雪舞が食事を食べようとすると林氏がぴしゃりと手を打ちました。そして「蘭陵王のもとに戻り支えてあげなさい。」と言われ雪舞はようやく蘭陵王への想いを思い出します。そして些細なことに気を取られ嫉妬にかられてしまった自分の愚かさを嘆くのでした。

林氏が「部屋を見てきなさい。」と言うので見に行くと自分が眠っていました。はっとして振り返ると村は廃村に戻りました。

ウブンヨウは雪舞に「この村の絵を描いてくれ。そっくりの村を作ろう。ともに行こう。」と言います。そして雪舞の手を取ったとき、「やめと」と声がしました。蘭陵王でした。

二人は剣を取って戦い始めました。雪舞が「やめて」と言っていましたが夢中で戦っています。すると馬賊があらわれて雪舞を人質にとりました。

ウブンヨウは自分の腕を切ってみせて馬賊の頭が一瞬、気を取られた隙に雪舞は逃げました。ところが今度は蘭陵王が腕に怪我をしました。雪舞はとっさに蘭陵王のもとに「かけよりました。しかし雪舞はウブンヨウも自分のために怪我をしたと気づいてどっちの手当をしたら良いか困っているとウブンヨウは「蘭陵王の手あてをしてやれ。わたしはウブンシンキョに頼む。」と言って離れました。

馬賊を何とかしとめて頭は弓に打たれて死亡しました。騒ぎが一段落するとウブンヨウは自分で包帯を巻こうとして片手に酒を持っていました。蘭陵王が包帯を巻くのを手伝い「酒は怪我にひびくぞ。」と言います。

ウブンヨウは「飲まずにはいられないのだ。雪舞はおまえのことしか頭にない。」

感想


 

それにしてもウブンヨウ、けなげすぎて涙が出そう。しかも潔く雪舞を蘭陵王に渡す姿勢もさすがです。でも蘭陵王とウブンヨウがほぼ同時に腕を怪我したとき雪舞がとっさに蘭陵王へ走って行ったときは、かわいそうすぎました。

 
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2015年07月27日

蘭陵王 第26話 あらすじ、感想

あらすじ


蘭陵王は全てテイジの仕業とようやく悟りました。怒った蘭陵王は「二度と現れるな」と言い、テイジを置き去りにして行ってしまいます。

テイジが泣き崩れていると荒々しい格好の男が通りかかりました。テイジは必死に抵抗するも襲われてしまいます。ぼろぼろの姿でテイジは首を吊りました。

ところがそこへ遅れてやってきた皇太子がテイジを見つけました。皇太子はテイジを保護しました。

 

一方、雪舞は馬賊にとらわれた後、売りに出されていました。周の皇帝ウブンヨウが、これに気づき雪舞を買ってその場を去ります。しかし馬賊の頭が羽振りの良い若者から、さらに金品を奪おうと後を追っておそいます。

ウブンシンキョらが応戦する間、ウブンヨウは雪舞を連れて逃げます。洞窟にいましたが雪舞は熱がありました。ウブンヨウは解熱になる草を探しにいきます。

その間、蘭陵王は雪舞を探しますが、馬賊の報復をおそれた商人は反対方向を教えたので4日も違う方に行きました。馬賊らはウブンヨウらを追ったときに多数の死者を出し、ダメージを受けていました。そこに蘭陵王らは到着して取り囲みました。

 

感想


ちょっと今回は複雑な思いで観ていました。

テイジは雪舞にひどいことをしたわけですが、男二人に襲われるシーンはちょっとひどかった・・テイジにはイライラしていましたが、さすがに気の毒で見ていられませんでした。蘭陵王も若い女性をあんなところに置き去りにしたら、そういうことは想定できるだろうに。ちょっとひどすぎませんか?テイジの罪だけど、危ない計画に利用するときは利用しておいて怒ったからと置き去りにするのはあり得ないでしょう。それはそれ。せめて罪人として護送するくらいの冷静さが欲しかったかも。

そもそも、テイジの悪巧みが通ってしまったのは蘭陵王にも責任があるんですよね。雪舞がテイジのことで落ち着かないと知っているのですから、自分の屋敷に置かなくたって知り合いにでも預ければ良いんです。(本人が抵抗したとしても)そもそも罪人をかばっていることも謀反と取られる危険もあるわけで、今ひとつ、その辺が甘い様な面がありますね。

 

テイジは蘭陵王ではなく、はじめから皇太子を頼るべきでした。気づかなかったみたいですね。それにテイジは元々、身分も問題がないんですよね。皇太子のエピソードが出てきましたが、元々は聡明で優しく気が利く普通の女性だったんですね。幸か不幸か予想通り、皇太子がテイジを発見しちゃいましたね。しかも最悪の状態で。皇太子、もっと早くテイジを側室にでも娶っておけばよかったのにね。

テイジが蘭陵王を好きになるいきさつは、すんなり結婚したら微笑ましいエピソードに過ぎなかったのでしょう。けれども間が悪いことが重なって、愛と言うよりも執着心、ストーカーのような妙な方に行ってしまいましたね。

それもこれも蘭陵王が期待させるような言動をするからますますエスカレート。

ウブンヨウが雪舞を発見して馬に乗せた時はなぜかほっとしてしまいました。ウブンヨウの妻の皇后も嫉妬心がないわけではないでしょうが、夫が雪舞を好きなことに気づいてそれが必要なことだを認めようと努力していますね。雪舞はウブンヨウのところにいる方が幸せになれる。

今回のことで蘭陵王と雪舞は皇太子の怒りの火に油をどっぷり注いでしまいましたね。皮肉にもテイジのせいで。このまま斉にいれば二人とも命が危ないのは必須。

安全策があるとすれば雪舞はウブンヨウの側室になって、蘭陵王は斉に亡命してウブンヨウの姪の貞の夫になるとか?「テイ」だしね。蘭陵王が雪舞を追って斉に行き、貞が湯浴みをしているときに雪舞をのぞいていましたが、貞も同時に見えていたようなのも、その辺の伏線なのかなあなんて思ったり。

テイジは皇太子の側室にでもなるんでしょうか?まさか皇后にはならないよね?いや、それもあり?今の皇帝害きているうちはないでしょうが、なくなったらあり得るんでしょうね。

テイジはまるでターミネーターみたいですね。
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2015年07月25日

蘭陵王 第25話 あらすじ、感想

あらすじ


雪舞とカンキョウトウは、蘭陵王の様子をうかがっていました。蘭陵王はとらわれた王氏の屋敷に行き馬賊討伐を宣言します。王氏の夫人はテイジが王妃と勘違いします。しかし蘭陵王は否定しませんでした。天女がきたと思えば心強いだろうというのです。

婦人はテイジが娘の代わりになると知り、お守りを授けます。

さらに祭壇に祈りを捧げに行きました。すると夫人が「これは夫婦が永遠に仲むつまじくいられると言い伝えられている桃の葉です。」と差し出します。蘭陵王は受け取るのをためらっているとテイジが「有り難くお受けします」と笑顔で受け取りました。

一連の様子に雪舞とカンキョウトウはドキドキはらはらしています。皆が祭壇を去ったとき、カンキョウトウがこの状況に怒り雪舞がなだめていました。その気配に気づいたテイジは二人に声をかけました。「実は私、急に怖くなったの。途中、馬賊の居場所がわかったら、赤い布を放り出すから、それを合図に助けて欲しい」と言います。

雪舞はその言葉を信じることにしました。急いで爆薬を用意して途中、様子をうかがいます。テイジは馬賊の要望通り樽に乗せられ川を流れ、途中で馬賊に拾い上げられました。

テイジが馬賊の隠れ場所に行くと馬賊の頭が花嫁を待っていました。ところが「父は死んだ」と言うとテイジは「お父様」と言った亡骸の主は王氏ではなかったのです。頭は激怒します。しかしテイジは動じずに開き直りました。

「むしろ良かったわ。取引しましょう。もうすぐ蘭陵王が追ってくる。私が足止めをする。そのスキに早く逃げなさい。」テイジは効果的な逃げる方向を馬賊に指示しました。さらに刀を借りて首に浅い切り傷をつけました。

蘭陵王らが馬賊を追う途中、テイジはそれをさえぎるように赤い布を放り投げました。雪舞はテイジの合図で馬賊がきたと思いました。そこで爆薬が爆発します。しかし馬賊ではなく蘭陵王らでした。

蘭陵王は二人に気づきます。そして「なぜ、ここにいる」と険しい顔で問い詰めました。雪舞は「馬賊をテイジの合図で足止めするつもりだった」と言います。しかしテイジは蘭陵王がかけつけたとき、上着を着ておらず着物がはだけた状態で首に切り傷があり、首に刀を向けて涙を流して震えていました。

もちろん、テイジの自演でした。さらにテイジは「何とか貞操は守れました。しかし皆に肌を見せてしまいました。誰が私の純血を信じるでしょう。」さらに雪舞と会っていないと言い張るのでした。

蘭陵王は雪舞が妨害したせいで馬賊を逃がしてテイジを危ない目に遭わせた。と怒ります。カンキョウトウが「テイジは幕舎で、数日前による、殿下に惑わせる薬を酒にいれたのだ。」とテイジの袂から薬の包みを取り出しました。蘭陵王は「これは私が預けたものだ。スキを見て馬賊に与える眠り薬だ」と言います。

さらに「テイジの純血は私が証明する。私がテイジを娶ろう」と言いました。雪舞は「何を言っても信じないのね。」というとふらふらとその場を去りました。カンキョウトウが雪舞を追ってなだめていました。しかしその様子を馬賊が見ていました。雪舞が蘭陵王の妻と気づいてしまいます。

カンキョウトウが水をくみに行った隙に雪舞を馬賊がさらっていってしまいます。

蘭陵王に部下が言いにくそうに進言しました。「テイジの傷は馬賊がつけたにしては浅すぎます。王妃様はこれまで何度も窮地を救いました。聡明な方です。今度の話が嘘とは思えません。この件は慎重になるべきです。」

蘭陵王は何が真実かわからず祭壇に行き「真実を教えて下さい。」と祈ります。すると座布団の下に王氏夫人がテイジに与えたお守りが落ちているのを見つけました。

これで蘭陵王はテイジが雪舞と会っていないと言う話が嘘だったのかもしれないとようやく気づきました。

テイジの元に短刀が飛んできました。「この間のことをばらして欲しくなければ、この場所に一人で来い」と手紙があります。テイジが出向くと背後から馬賊の刀らしいものが首元にあたります。テイジは「淡々と逃げる情報を教えるから私を放しなさい」と冷静に言います。

すると背後から「まさか来るとは。馬賊を逃がしたのはおまえだったのか。」テイジが振り返るとそこにいたのは蘭陵王でした。

テイジは「誤解です」とうろたえましたがすぐに「そうです。私が逃がしました。」と開き直ります。

 

感想


蘭陵王の誤解にはイライラしましたが、良き部下がいて良かったですね。たまたま部下が進言したのでテイジの嘘に気づきましたが「私が娶る」と言ったのは、多少は心が動いたからではないでしょうか。確かに側室として悪くはないんでしょう。気が利くし美人だし宮廷の事に詳しいし。雪舞と会っていなければ、ほどほどお似合いのカップルだったのかもしれません。

でもテイジはテイジでだんだん強くなっていますね。腹黒いだけでなくもまれたおかげ(?)で強いです。馬賊のれん中の中に一人でいて、刀を向けられているのに冷静です。テイジの場合は本当に自分のための嘘でしたが、むしろあの手を使って馬賊をとらえれば良かったのでは?と思います。

 

 
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2015年07月23日

蘭陵王 第24話 あらすじ、感想

あらすじ


蘭陵王は、安徳王らと急遽、馬賊討伐の策を練りました。王氏の娘のふりをさせて敵の内情を知らせる事を思いつきます。しかし、雪舞は王妃なのでこの役目は無理です。

するとテイジが「私がやります。」と申し出ました。安徳王は誤解していたが、見直したといいます。

テイジはこの機会に蘭陵王を手に入れる気満々でした。

テイジに王氏の娘の格好をさせ、翌朝出立することになりました。蘭陵王は雪舞の部屋に前に来ると咳き込む声が聞こえます。そのまま出かけることにしました。

ところがショウスイが雪舞に知らせたので雪舞が走って蘭陵王の元に走ります。蘭陵王は雪舞に自分のマントを掛けました。雪舞は「テイジを連れて行くから黙って行くのね」と言います。はじめ「途中の村によって兵の手伝いをさせるんだ」とうろたえました。

ところがテイジが「奥様!」と満面の笑みで勝ち誇ったように現れました。すると蘭陵王は「そうだ。テイジを連れて行くから後ろめたくて黙っていたのだ」といいつつテイジに「馬車に戻りなさい」といい、再び雪舞に言いました。

「いいか、私が愛するのは雪舞、おまえだけだ。私たちがこんな風になったのはテイジが原因ではない。疑う気持ちだ。」蘭陵王は涙を一粒流して言いました。

蘭陵王が出かけると雪舞はひとり床に伏せて泣きました。

その頃、カンキョウトウは偽道士を発見しました。雪舞の首飾りを褒美にもらったこともつきとめます。蘭陵王府に連れて行きあの予言が嘘だと判明します。

すると安徳王が来ました。安徳王は「急に皇太子が別の用事を言いつけたので兄上と合流できなくなった。」といいに来ます。安徳王の代わりに皇太子がいくというのです。

しかし案の定、皇太子は援軍を率いていくつもりはありません。「遅れる」と連絡が入ります。皇太子の母の皇太后は幽閉先で亡くなりました。皇太子は「唯一私を愛してくれる人が死んだ」と大いに悲しみます。同時に雪舞と蘭陵王を激しく憎むのでした。

雪舞はカンキョウトウとともに、急いで蘭陵王をおいました。やっと夜に野営の場所に着きます。するとテイジが怪しい動きをしていました。酒に何かを入れているのです。

雪舞には聞こえませんでしたがテイジは「殿下、私を愛してくださいね。」と笑顔で言っていました。テイジが蘭陵王に酒を持っていきます。蘭陵王が口にしようとすると、「みんなに振る舞おう』というのでテイジはあわてて「温め直してきます」といって別の普通の酒を持ってきました。

テイジはふてくされたように、元持っていた酒を捨てていました。雪舞がこっそり捨てた酒のにおいをかぎます。するとそれは、まどわせる薬だと判明しました。

テイジは蘭陵王にこれを飲ませて惑わせて自分のものにしようとしていたのです。

雪舞らは、このまま隠れてテイジを監視することにしました。

感想


テイジは、すごくイヤな女ですが、もしかするとすんなり正妃になっていたら、案外普通のいい奥さんだったのかもしれませんね。

蘭陵王を元々好きだった事もあるでしょうが、ある意味恋愛感情と言うよりも、執着心のようなものもあるのかもしれません。そろそろ化けの皮がはがれてきそうです。

もしかすると、本当に馬賊の妻になってしまい、遅れてやってきた皇太子がテイジを発見するのでは?そしてテイジを身代わりにした蘭陵王をますます恨んで・・という流れかも。

それとも皇太子がテイジを発見して、テイジが皇太子の妻になり即位後、皇后か側室になり、いろいろ圧力がかかるとか。皇后になっても蘭陵王を忘れられず皇太子に蘭陵王が逆恨みされるとか?

それから、微妙に安徳王が怪しい気がするのは気のせい?

 
posted by あらすじべや at 09:07| 蘭陵王 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
プロフィール
名前:ran
性別:女性
一言:主に歴史系アジアドラマ中心です。感想だったり、あらすじだったり、その都度きめ細かくだったり、おおざっぱだったり、とにかく気負わず記しています。大陸と地続きのドラマはやはり面白い。国の価値観や盛っている部分はあるけれど、それを差し引いても、違う着眼点の発見があるからやめられません。最近は韓国ドラマより中国歴史ドラマを観ています。